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完敗おりひめJ、180cm超ズラリのスウェーデンと体格差を露呈「2、3人で守らないと」

日本開催初の女子ハンドボール世界選手権に出場している世界ランク13位の日本代表は3日、D組の1次リーグ第3戦(パークドーム熊本)で同19位のスウェーデンと対戦し、26-34で今大会初黒星を喫した。2勝1敗の勝ち点4で6チーム中3位。1次リーグ突破を目指し、5日に世界ランク2位のロシア、6日に同20位の中国と対戦する。

角南果帆【写真:荒川祐史】
角南果帆【写真:荒川祐史】

2勝1敗で6チーム中3位、5日はリオ五輪金メダルのロシア戦

 日本開催初の女子ハンドボール世界選手権に出場している世界ランク13位の日本代表は3日、D組の1次リーグ第3戦(パークドーム熊本)で同19位のスウェーデンと対戦し、26-34で今大会初黒星を喫した。2勝1敗の勝ち点4で6チーム中3位。1次リーグ突破を目指し、5日に世界ランク2位のロシア、6日に同20位の中国と対戦する。

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 開幕3連勝はならなかった。開始から3連続得点でリードするなど上々の立ち上がり。しかし、徐々に差を詰められて迎えた6-5の前半13分だった。パスカットを許し、そのまま速攻を受けて同点。さらに全員攻撃で相手陣内に迫ったが、ゴールを決め切れず、相手ゴールキーパーがキャッチしたボールをそのまま無人の日本ゴールに投げ込んで逆転を許した。

 体格差に苦戦し、以降は一度もリードを奪えず完敗。「おりひめJAPAN」は前回17年大会で4位に入った欧州の雄・スウェーデンを倒せなかった。劣勢でも冷静なプレーとタイムアウトを有効に使う試合運びを見せられると、ミスも重なるなど点差を詰め切ることができず。1次リーグ突破へ足踏みした。試合後、主将の永田しおりは敗戦を振り返った。

「スウェーデンはとてもいいチームでした。ゲームの入りはよかったけど、やっぱり自分たちのミスで流れを崩した。相手はスピードダウンして、そこで全て決められた。スピードのコントロールも大事」

 身長180センチ台の大型選手がズラリと並ぶスウェーデン。日本選手より頭一つは高く、特に188センチのメッシングは日本ディフェンスを大きく超えるジャンプで豪快なシュートを叩き込んだ。前回17年大会で4位に入った実力を発揮。日本は海外勢との体格差を克服するために欧州遠征など行ってきたが、ポスト選手への対応がままならず。永田は「身長が低い分、大きいポスト選手に狙われる。そこに入って2、3人で守らないといけない」と修正点を挙げた。

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