“天才3人娘”に押される17歳ザギトワ ロシア元世界女王が指摘した「問題」
メドベは「経験のある戦士」、リーザは「流儀を持つ大人」と評価
「ジェーニャ(メドベージェワの愛称)は自分が何をしなければいけないか自分で分かっています。彼女は多くの経験がある戦士です。GPシリーズのロシア大会で彼女は素晴らしい滑りを見せました、特にSPで。彼女には少し足りない部分がありますが、メドベージェワは不足しているものを付け足すことができるでしょう」
「トゥクタミシェワはすべてを素晴らしく実施します。特に3回転アクセルを。先日、彼女は4回転トウループを跳びました。もしこれが彼女のプログラムに加われば、それは大きなプラスになります。彼女はもう他とは完全に違った自分の特徴的な流儀を持つ大人のスケーターです。さらにカリスマや技術もあり、いいジャンプを跳びます」
ともに実力をしっかりと認めた上で、トゥクタミシェワについては「これは私の考えですが、ジャッジは彼女を少し“抑えて”評価しています」と得点が低くつけられているとの見方を示した。最後に外国勢で脅威になる存在がいるかについては「とても高い女子スケートのレベルと容易ならぬ競争にもかかわらず、ロシアの女子スケーターの右に出る者はいません」と断言した。
ただし、「私が気に入っている2人の選手」について言及。ブレイディ・テネル(米国)と紀平梨花(関大KFSC)の名前を挙げ、自身の注目選手であることを述べた。今季、女子の勢力図は一気に塗り替えられたが、ザギトワ、メドベージェワ、トゥクタミシェワもまだ実力に衰えはない。残りのシーズンの巻き返しに期待したい。
(THE ANSWER編集部)