渋野日向子、4打差2位タイで逆転賞金女王ならず 鈴木愛が5位浮上で2年ぶり戴冠
女子ゴルフのツアー最終戦・LPGAツアー選手権リコー杯は1日、宮崎CC(6535ヤード、パー72)で最終日が行われ、首位と2打差の3位で出た賞金ランク3位の渋野日向子は3バーディー、1ボギーの通算7アンダーで2位タイ。逆転賞金女王へ単独2位以上の最低条件をクリアできず、5アンダーの5位で終えた賞金ランクトップの鈴木愛が女王争いを制した。17位で出た賞金2位の申ジエは4アンダーで7位タイだった。
渋野日向子は単独2位以上の最低条件クリアできず
女子ゴルフのツアー最終戦・LPGAツアー選手権リコー杯は1日、宮崎CC(6535ヤード、パー72)で最終日が行われ、首位と2打差の3位で出た賞金ランク3位の渋野日向子は3バーディー、1ボギーの通算7アンダーで2位タイ。逆転賞金女王へ単独2位以上の最低条件をクリアできず、5アンダーの5位で終えた賞金ランクトップの鈴木愛が女王争いを制した。17位で出た賞金2位の申ジエは4アンダーで7位タイだった。
渋野の賞金女王の夢はあと一歩、及ばなかった。前半はイーブンパーで折り返し、サンデーバックナインに入った21歳。得意の後半で逆転を期したが、12、13番で連続バーディーを奪い、大ギャラリーを盛り上げたものの、前日にバーディーを取っていた15番パー4で痛恨のボギー。“しぶこチャージ”を発揮することができず、賞金女王の座は鈴木に渡った。
賞金女王の可能性があったのは、鈴木、申、渋野の3人。トップと約1510万円差で3位の渋野は、優勝して鈴木が2人以上の2位タイ以下、単独2位でも鈴木が3人以上の9位タイ以下、申が3位以下なら逆転できる状況だった。約1億5300万円を獲得していた鈴木は、単独2位以上で2年ぶり2度目の女王になれる状況だった。
渋野は5月のサロンパスカップでツアー初優勝。8月の全英女子オープンでは日本人42年ぶりの海外メジャー制覇を成し遂げた。国内ツアーは今大会前まで4勝。前週も優勝したが、07年上田桃子の21歳156日を更新する21歳16日で最年少賞金女王に輝くことはできず。今季最多7勝を上げていた鈴木が女王争いを制した。
32人が出場している今大会。ペ・ソンウが11アンダーで優勝、古江彩佳が4打差の2位で渋野と並んだ。首位で出た2015、16年賞金女王のイ・ボミは5アンダーで5位とした。
(THE ANSWER編集部)