「これはネリの初犯ではない」 問題児の“前科”を指摘、英メディアも波紋広がる
ボクシングのWBCシルバー・バンタム級タイトルマッチは前WBC世界同級王者ルイス・ネリ(メキシコ)が前日計量で上限を1ポンド(約450グラム)オーバーでクリアできず。一発クリアした元IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトルコ)が拒否し、試合は中止になった。ボクシングが盛んな英メディアも計量失敗に注目し、「これはネリの初犯ではない」と指摘している。
ネリの体重超過騒動、ミラー紙は過去の山中、パヤノ戦も問題視
ボクシングのWBCシルバー・バンタム級タイトルマッチは前WBC世界同級王者ルイス・ネリ(メキシコ)が前日計量で上限を1ポンド(約450グラム)オーバーでクリアできず。一発クリアした元IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトルコ)が拒否し、試合は中止になった。ボクシングが盛んな英メディアも計量失敗に注目し、「これはネリの初犯ではない」と指摘している。
ボクシングの本場ラスベガスで起こったネリの計量失敗に伴う試合キャンセル劇。問題行動はイングランドでも波紋を広げていた。「ルイス・ネリがウェートを作れず、デオンテイ・ワイルダー対ルイス・オルティスのアンダーカードの試合がキャンセルに」と特集したのは、英紙「ミラー」だった。
記事では「ルイス・ネリとエマヌエル・ロドリゲスの激突はスクラップとなった。ネリがバンタム級の上限より重かったためだ」と報じている。米国ではワイルダー―オルティス戦の前座として、FOXスポーツのペイパービュー(PPV)で放送予定だった一戦は中止となったが、記事ではネリの前科も指摘している。
「これはネリの初犯ではない。彼はシンスケ・ヤマナカとの再戦を体重超過で行い、フアン・カルロス・パヤノ戦でも同様な行為で1時間、余計に費やしたのだ」
2018年3月の山中慎介とのリターンマッチの計量で体重超過となり、試合前にベルトを剥奪されていたネリ。直前のパヤノ戦でも1度目の計量をクリアできず、1時間後の再計量でパスした経緯を紹介している。ドーピング検査で陽性反応を出したこともある問題児の騒動再びは英国にも波紋が広がっていた。
(THE ANSWER編集部)