羽生結弦、王者の貫禄で自己ベスト肉薄109.34点 首位発進でプーさんの雨浴びる
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯は22日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪連覇王者・羽生結弦(ANA)が109.34点をマークし、トップに立った。2位はケビン・エイモズ(フランス)で91.47点。島田高志郎(木下グループ)は75.98点、山本草太(中京大)は74.88点だった。
NHK杯男子SP、羽生が2位に約18点差つけて首位発進
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯は22日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪連覇王者・羽生結弦(ANA)が109.34点をマークし、トップに立った。2位はケビン・エイモズ(フランス)で91.47点。島田高志郎(木下グループ)は75.98点、山本草太(中京大)は74.88点だった。
王者の貫禄だ。第2グループ、11番滑走でリンクに登場しただけで、会場の空気が変わった。「秋によせて」の旋律に乗せて、冒頭の4回転サルコーは高く、美しく降りた。場内は静寂から一気に大歓声に。続く3回転アクセルも綺麗に決めた。そして4回転トウループ―3回転トウループのコンビもきっちりと降り、拍手が送られた。
ステップ、スピンでも魅了。演技後は目を閉じ、拍手とプーさんの雨を浴びた。ブライアン・オーサーコーチと抱き合うと、グッと右こぶしを握った。
羽生はスケートカナダではSPで109.60点。自己ベストには1点足りなかったが、フリーでは世界初のコンビネーション(4回転トウループ―オイラー―3回転フリップ)を決めるなど、212.99点をたたき出し、今季世界最高得点となる322.59点を記録していた。
表彰台以上でGPファイナル出場が決まるが、羽生が見据えるのは更なる高みだ。自己ベストを、そしてネイサン・チェン(米国)の世界最高得点(323.4点)を超えられるのか23日のフリーからも目が離せない。
(THE ANSWER編集部)