NBAキャブズ移籍のトーマス 故障の質問相次ぎ関係者制止「“股関節会見”じゃない」
NBAボストン・セルティックスからクリーブランド・キャバリアーズへトレードとなったポイントガードのアイザイア・トーマスが、7日(日本時間8日)に入団会見に臨んだ。身長175センチの小兵は、「世界でベストの選手と一緒にプレーできることに興奮している」と“キング”ことレブロン・ジェームズとの共闘に心を躍らせた。
アービングとのトレードでキャブズ移籍、注目の股関節の状態は…
NBAボストン・セルティックスからクリーブランド・キャバリアーズへトレードとなったポイントガードのアイザイア・トーマスが、7日(日本時間8日)に入団会見に臨んだ。身長175センチの小兵は、「世界でベストの選手と一緒にプレーできることに興奮している」と“キング”ことレブロン・ジェームズとの共闘に心を躍らせた。
リーグを代表するスター選手、カイリー・アービングとのトレードが8月22日に合意に達していたトーマスだが、股関節に故障を抱えていることで、一時は破談となる可能性もあった。合意発表からおよそ2週間の時を経て開かれた入団会見では、「新シーズンに優勝できるチームへのトレードに喜んでいる。これはビジネスだ。僕はこの機会に感謝している」と胸中を語った。
会見では、記者陣から故障の状態についての質問が相次いだが、コビー・アルトマン新GMが「現時点で報告できる新たな情報はない。これはアイザイア・トーマスの“股関節会見”ではないんだ」と制止。米紙「ボストン・グローブ」(電子版)は、手術をした場合には全治3~4か月を要すると報じていたが、現段階で手術の予定はなく、明確な復帰時期は設けずに、「新シーズン中に復帰させることが我々のゴール」とプランを明かした。
身長175センチの小さな体で、2メートル以上の大男たちが待ち受けるゴール下へ切り込んでいくプレースタイルゆえに故障も多いトーマスは、「僕はそれで成功してきたし、キャリアが終わるまで戦い続けるつもりさ」と自分のスタイルを貫くことを宣言。そして、新たにコンビを組むレブロンについて、「世界でベストの選手と一緒にプレーできることに興奮している」と喜びを口にした。
昨季リーグ3位の平均28.9得点を叩き出した小さなスコアリングマシンは、歴代ベストプレーヤーの呼び声が高いレブロンと、どのようなハーモニーを奏でるのだろうか。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer