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元女王を粉砕 24歳アメリカンドリーマーの驚異の一撃に称賛「この日のハイライト」

テニスの全米オープンは7日(日本時間8日)、女子シングルス準決勝が行われ、世界ランキング83位のスローン・スティーブンス(米国)が同9位のビーナス・ウィリアムズ(米国)を6-1、0-6、7-5で下し、グランドスラムで初の決勝進出を果たした。大会公式ツイッターも白熱のラリー動画を速報でアップ。ファンからも「この日のハイライトに間違いない」「素晴らしいの一言に尽きる」との声が上がった。

全米OP準決勝…世界ランク934位から急上昇のスティーブンスがビーナスを2-1で撃破

 テニスの全米オープンは7日(日本時間8日)、女子シングルス準決勝が行われ、世界ランキング83位のスローン・スティーブンス(米国)が同9位のビーナス・ウィリアムズ(米国)を6-1、0-6、7-5で下し、グランドスラムで初の決勝進出を果たした。大会公式ツイッターも白熱のラリー動画を速報でアップ。ファンからも「この日のハイライトに間違いない」「素晴らしいの一言に尽きる」との声が上がった。

 24歳のスティーブンスが“アメリカンドリーム”を果たした。

 大一番の準決勝、スティーブンスは第1セットを6-1で先取するも、第2セットで元女王の反撃に遭い、1ゲームも奪えずに落とした。しかし、第3セットは粘りのテニスでビーナスに対抗。ゲームカウント5-4で迎えた第10ゲームの30-30の局面では、強烈なショットの打ち合いが10本以上も続き、ベースライン際に押し込まれる苦しい展開となったが、最後はネットプレーに出てきた相手の横を抜く鋭いダウン・ザ・ラインを打ち込み、このゲームを奪取。思わず左手で何度もガッツポーズをし、叫ぶほど会心のラリーだった。

 スティーブンスはその後、第11、第12ゲームも奪取。セットカウント2-1で憧れの選手であるビーナスを破り、グランドスラムで自身初となる決勝進出を果たした。大会公式ツイッターも「取るべき時に取ったスローン・スティーブスのアンビリーバブルなポイント」と、第3セット第10ゲームの白熱のラリー動画を公開。ファンからは「この試合では何本も信じられないようなラリーがあった。この日のハイライトに間違いないだろう」「今まで見てきた中で最も輝かしいポイントの1つ」「アメージング! スローンが勝って最高の気分だ!」「素晴らしいの一言に尽きる」と称賛の声が寄せられた。

 米スポーツ専門放送局「ESPN」のスタッツ解析部門のツイッター「ESPN Stats & Info」によると、スティーブンスは今年8月7日に発表された世界ランキングでは934位。そこから8月のロジャース・カップ、ウェスタン&サザン・オープンで準決勝進出を果たすなど、直近15試合で13勝という驚異の勝率で同83位まで急浮上してきた。24歳の“アメリカンドリーマー”は、初のグランドスラム制覇を目指して全力疾走を続ける。

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