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ドネア、井上尚弥の右目異変に気づかず 死闘を回想「そうなら違う戦法があった」

ボクシングのWBA&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥はワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で、WBAスーパー王者のノニト・ドネア(フィリピン)を判定で破り、見事に頂点に立った。試合後には右目の眼窩底を骨折していたことが明らかになったが、ドネアは右目の異変に気付かなかったと振り返っている。

井上尚弥(右)とノニト・ドネア(左)【写真:Getty images】
井上尚弥(右)とノニト・ドネア(左)【写真:Getty images】

ドネアの強烈な左フックで骨折していた井上だが、ドネアは気づかず

 ボクシングのWBA&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥はワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で、WBAスーパー王者のノニト・ドネア(フィリピン)を判定で破り、見事に頂点に立った。試合後には右目の眼窩底を骨折していたことが明らかになったが、ドネアは右目の異変に気付かなかったと振り返っている。

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 井上は2回にドネアの強烈な左のフックをテンプルに浴び、自信初めてのカット。流血の死闘の末にWBSSの頂点に立ったが、代償は大きく右目の眼窩底を骨折していた。

 米専門メディア「ボクシングニュース24」ではドネアが井上との死闘を回想しているが、記事によるとドネアは井上のダメージに気づいていなかったと振り返っている。

「彼が切り傷を負うのは初めてだから気が付かなかった、それにそこをただ単に防御しているだけかと思った。気づかなかった理由として、彼の両目がちゃんと見えていたから。もし片目が完全に隠れてしまっていたら、何かがおかしいと気づいていたと思う」

 井上は試合後に「ドネアが二重に見えた」と口にしていたが、対峙していたドネアはリング上では異変に気付いていなかったことになる。

 もし気づいていればプランの変更があったかもしれないという。「プレッシャーをかけまくると思う、なぜならその立場に立ったことがあるから。どれだけその立場がつらいかもよくわかる」と言い、さらには「もしそれに気づいていれば違う戦法を採っていた」と続けている。

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