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ドネア、計量楽々クリア “格下扱い”にも余裕「他人が何を言うかは気にしていない」

11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われるボクシング・ダブル世界戦の前日計量が6日、都内のホテルで行われた。ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級(53.5キロ以下)決勝では、WBA・IBF王者の井上尚弥(大橋)が53.5キロ、WBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)が53.3キロで一発クリア。軽量級の“新旧スター対決”の準備が整った。

ポーズをとるノニト・ドネア【写真:荒川祐史】
ポーズをとるノニト・ドネア【写真:荒川祐史】

ドネアは200グラムアンダーでクリア

 11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われるボクシング・ダブル世界戦の前日計量が6日、都内のホテルで行われた。ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級(53.5キロ以下)決勝では、WBA・IBF王者の井上尚弥(大橋)が53.5キロ、WBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)が53.3キロで一発クリア。軽量級の“新旧スター対決”の準備が整った。

 5階級王者は貫禄十分に井上に視線を飛ばした。年下だが、リスペクトする井上を相手に約20秒間、フェイスオフで真正面からにらみ合った。

「明日はとてもスペシャルな試合。それはベスト中のベストを決めるものだからです。モハメド・アリ・トロフィーはすべてのファイターがすべてを目指すもの。これは私の次のステップのうちの一つに過ぎない」

 計量後のインタビューでは力強く宣言したドネア。「それは私のキャリアの中の大きな意味のある勝利の一つになるでしょう。特に日本で試合をすることは非常に意味のあること。この土地も、この土地のファンたちも素晴らしいと思っている。ここで試合ができることをうれしく思う」。親日家らしく、日本へのリスペクトを示すと同時に、勝利を誓った。

 海外ブックメーカーなどのオッズでは井上が圧倒的有利と見られており、質問者からは「アンダードッグ(噛ませ犬)扱いされているが」という問いかけもあったが、泰然自若と答えた。

「それはあまり考えてない。明日、自分が何をするかは完全に分かり切っている。他の人が何を言うかは気にしてない。私のキャリアの始まりからそういうことに対応するのは慣れている」

 輝かしい実績を築き上げてきた男は、不敵な笑顔を見せた。

(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)


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