1～3階フロアまで人、人、人…選手も思わずスマホで撮影する熱狂ぶり

　ラグビーワールドカップ（W杯）日本大会で3大会ぶり3度目の優勝を飾った南アフリカ代表が母国に凱旋。空港に多くのファンが殺到し、熱狂した様子を南アフリカ代表公式ツイッターが動画付きで公開し、「超カッコいい。おめでとう！」「自分もその場所に立ち会いたかったよ」「次は国民が一つになる番」などと反響が集まっている。

　南アフリカが歓喜に沸き立った。空港到着ロビーはスプリングボクスのジャージを着たファンが埋め尽くし、歌い踊る。1階フロアのみならず、見上げると2、3階フロアまで詰めかけ、国旗が揺れる。そして、選手が姿を現すとスタジアムばりの熱狂だ。警備員に先導され、大歓声の中で金メダルを提げた選手たちが通り抜けていく。

　伝統楽器ブブゼラも鳴り響く中、そんな盛り上がりぶりをスマホで収める選手もいたほど。南アフリカ代表公式ツイッターは「チャンピオンになることを待っていた！　国民が一つになった瞬間！」と題し、実際のシーンを動画付きで公開。すると、母国のファンを中心に反響のコメントが続々と寄せられている。

「超カッコいい。おめでとう！」「自分もその場所に立ち会いたかったよ」「南アフリカ人の誇り」と称賛の一方で「我々が初めて民主化した1994年の時のようだ。スポーツの力は心を動かす。全世界は再び『ここに南アフリカあり』ということを思い返しただろう」「これは南アフリカ人各々にとっては前に踏み出す小さな第一歩であり、国にとっては大きな躍進である」「W杯は終わった、次は我々国民が一つになる番！」などと様々な課題を抱える国全体に勇気をもらったファンの声もあった。

　日本の地で3大会ぶり3度目の快挙を果たした面々。母国の熱狂はしばらく続きそうだ。