井上尚弥“世界一”に待った 11秒KOテテが主張「俺を倒さないとキングになれない」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝で、WBA・IBF王者・井上尚弥(大橋)がWBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)と激突する。勝てばバンタム級最強王者の称号を手にするが、これに待ったをかける男が登場した。4月の準決勝・ドネア戦直前に故障で棄権していたWBO正規王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)は「キングになりたければ、俺と相見える必要がある」と挑戦状を叩きつけている。米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。
準決勝を負傷棄権したWBO正規王者ゾラニ・テテ「俺と相見える必要がある」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝で、WBA・IBF王者・井上尚弥(大橋)がWBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)と激突する。勝てばバンタム級最強王者の称号を手にするが、これに待ったをかける男が登場した。4月の準決勝・ドネア戦直前に故障で棄権していたWBO正規王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)は「キングになりたければ、俺と相見える必要がある」と挑戦状を叩きつけている。米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。
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頂上決戦を目前に控えるモンスターに、早くも挑戦状が届いた。発言の主は2017年11月のタイトルマッチで11秒KO勝ちを収め、世界戦史上最短KO記録を保持しているテテだった。
「イノウエはバンタム級のキングになりたければ、俺と相見える必要があることを分かっている」
30日に英・バーミンガムアリーナでWBO暫定王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)との統一戦に挑む男はこう語ったという。
テテはWBSS優勝候補の一角の評価を手にしていた。18年10月の初戦ではミーシャ・アロイヤン(ロシア)に判定勝ち。4月27日の準決勝でドネアと対戦予定だったが、試合3日前に肩の故障で欠場することを発表した。大会側でリザーブ登録していたステファン・ヤング(米国)が代わりにリングに立ち、ドネアが勝利を収め、決勝に駒を進めていた。
WBSS優勝者はモンスターで間違いないと、11秒KO男も見ている。
「彼(井上)がドネアを倒すと信じている。しかし、自分自身を本物のキングと呼ぶためには、彼は俺を倒さなければいけないことも、理解しているだろう」
すでにバンタム級最強の呼び声高い井上だが、“真の世界一”の称号を手にできるのは自分を倒してから――。自信にみなぎるテテはモンスターに挑戦状を叩きつけていた。
(THE ANSWER編集部)