「日本人の誇り、反骨心、団結力の表れ」 台風翌日に見た「横浜の10.13」に英紙感銘
44日間、熱戦が続いたラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は2日に幕を閉じた。統括団体ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は「史上最高」とも称賛した今大会、英メディアは犠牲者も出た台風19号に負けず、日本―スコットランド戦を実現した「10.13」の日本人の力を改めて回顧。「誇り、反骨精神、団結力の表れではなかったか」と称賛している。
日本―スコットランド戦の開催にこぎつけた尽力を回顧
44日間、熱戦が続いたラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は2日に幕を閉じた。統括団体ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は「史上最高」とも称賛した今大会、英メディアは犠牲者も出た台風19号に負けず、日本―スコットランド戦を実現した「10.13」の日本人の力を改めて回顧。「誇り、反骨精神、団結力の表れではなかったか」と称賛している。
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「W杯は絶妙なタイミングでピッチ内外におけるラグビーの価値を思い出させてくれた」との見出しで特集したのは、英地元紙「ガーディアン」だった。南アフリカの優勝で閉幕した今大会を振り返った特集では、10月13日に横浜で行われた日本―スコットランド戦について「スポーツが競技自体以上に大きなもので、もっと重要な存在になりえた瞬間」と高く評価している。
犠牲者も出るなど、大きな被害をもたらした台風19号が試合前日に日本を直撃。開催が危ぶまれたが、記事では「あの試合の意味とは、誇り、反骨精神、団結心の表れではなかったか。彼らは試合当日の朝にロッカールームから汚水をポンプで除去する作業をしていたのだ」と振り返っている。
スタッフ、ボランティアが団結してダメージの残るスタジアムの清掃活動などを展開。懸命な努力により、試合は開催され、国内外のラグビーファンの心を震わせた日本の勝利が実現したのだった。一方で、特集では1次リーグ最下位に終わったカナダの崇高なボランティア活動にも注目している。