桃田賢斗、国際試合の連勝28でストップも収穫強調「まだレベルアップできる」
5大会連続優勝にも謙虚「いろいろな方のサポートのおかげ」
ギンティン戦を振り返り「(疲労で)スピードが上がらない状態から、低い展開でやられてしまうパターンが多く、必死に食らいつこうとしたけど、振り切られてしまった。低い展開での戦い方(の改善)、準備する速度、構えるタイミングが少し遅かったところが、これから課題にして取り組む部分」と得意のレシーブをさらに強化する意欲を示した。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
世界トップクラスの選手が参加する大会で5連続優勝は快挙だが、勝ち続けるほど休養日は取れなくなる。東京五輪を含め、大舞台でも勝ち続けるためには、ハードスケジュールの中でのコンディション維持や、多様な戦い方が必要になる。5大会連続優勝については「いろいろな方のサポートがあって、ストレスなく試合に挑めていることが最大の要因」と話した上で、今季の課題としてきたスピードアップや攻撃面の展開力向上にも自信を示した。
帰国したばかりだが、11月2日に北海道札幌市で開幕するS/Jリーグにも、NTT東日本チームの一員として出場の可能性があり、帯同する。続けて同5日開幕予定の福州・中国オープン、翌週の香港オープンにも出場を予定。12月にもBWFワールドツアーファイナルズ、全日本総合選手権大会と大会が続く。疲れ切ってもなお容易には負けない王者の風格をまとい始めた桃田は、成長し続けるトップ選手の先頭を走り続ける。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)