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ウッズ、歴史的82勝に感激 会見一問一答「凄い大きな数字」「米国以外で達成驚き」

米男子プロゴルフ(PGA)ツアーで日本初開催のZOZOチャンピオンシップは28日、千葉・アコーディア習志野CC(7041ヤード、パー70)で27日に日没順延で終えられなかった最終ラウンド(R)の残りが行われた。暫定首位で出た米ツアー歴代2位の81勝を誇るタイガー・ウッズ(米国)が、12番から再開し、暫定2位で出た松山英樹(LEXUS)に3打差をつける通算19アンダーで優勝。1965年までに通算82勝を挙げた故サム・スニード(米国)のツアー最多勝に並ぶ歴史的勝利となった。

米ツアー歴代最多となる82勝を達成したタイガー・ウッズ【写真:荒川祐史】
米ツアー歴代最多となる82勝を達成したタイガー・ウッズ【写真:荒川祐史】

試合後に会見、東京五輪へ「プレーできれば光栄」

 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーで日本初開催のZOZOチャンピオンシップは28日、千葉・アコーディア習志野CC(7041ヤード、パー70)で27日に日没順延で終えられなかった最終ラウンド(R)の残りが行われた。暫定首位で出た米ツアー歴代2位の81勝を誇るタイガー・ウッズ(米国)が、12番から再開し、暫定2位で出た松山英樹(LEXUS)に3打差をつける通算19アンダーで優勝。1965年までに通算82勝を挙げた故サム・スニード(米国)のツアー最多勝に並ぶ歴史的勝利となった。

 43歳のウッズは、初日から首位を守る完全優勝で大記録に到達。今季の海外メジャー・マスターズで11年ぶりのメジャー通算15勝目を挙げ、完全復活を遂げた。 8月の左膝手術後初戦となった今大会は、2006年11月のダンロップ・フェニックス以来13年ぶりに日本開催ツアー出場。日本での優勝は05年の同大会以来14ぶり3勝目となった。

 以下、試合後の会見の主な一問一答。

――今週を振り返って。

「まずはとても長い1週間でした。首位として5日間ほどいたようでした。今日はヒデキがチャージをして私がミスをして接戦だと思った。最後は状況を読み間違えていた。ヒデキがいいショットをしたと思ったので、18番でパーをとらないといけないと思っていたが、最終的には優勝できた」

――82勝という数字について。

「凄い大きな数字だと思う。達成するには安定した成績が必要。サムは50代で達成したが、僕は40代でできた。米国じゃない国で達成したのは驚きです。50勝くらいから意識し始めたけど、ケガもした。それから高い意識を持ってできたと思う」

――膝の手術をしてこの勝ちの意味は。

「プレーには問題なかった。グリーンを読むときにしゃがむのが困難だった。それは小さなことに見えますが、僕にとっては大きなことです。今週はパットのフィーリング、スタンスがよかった。腰も少し痛みがあるけど、スイングもフルでできている。今週は3連続ボギーで始まったが、いいカムバックだった」

――テレビでサム・スニードとプレーした写真が放送されていた。

「彼と2ホールだけプレーした思い出がある。僕はクリークに入れて、彼はパー、パー。それが唯一だけど、僕も50代までプレーできると思う。未来は明るくなったと思う」

――メディアにいろいろと書かれてきたが、この勝ちの意味は。

「自分で難しい状況からここまで持ってこられてよかった。今回は難しいものの中の一つだった。ただ、僕は自分の手を信じている。ヒデキのチャージもあったが、最後にバーディーを獲れてよかった」

――東京五輪でのプレーについて。

「もちろん出られるのなら嬉しい。米国代表として出られるのならありがたい。ただ、(代表選考の)締め切りもわからない。僕のリオ五輪に出た友人はとても忘れられない大会だと話していた。僕は金メダルを獲ったこともないし、それに向けてプレーできるのなら光栄だね」

――日本のファンへメッセージを。

「とにかく1週間、サポートしてくれて感謝しています。悪天候でもサポートしてくれて感謝です。月曜日からそれを感じていた。日本でプレーすることをいつも楽しみにしている。来年、また戻ってきたい」

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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