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南アフリカ、ウェールズに19-16劇的勝利で決勝進出 残り5分で決勝PG、イングランドと決戦

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は27日、横浜国際総合競技場で準決勝の第2試合を行い、世界ランク3位のウェールズと同4位の南アフリカが激突。南アフリカが19-16で接戦を制し、2007年以来3度目の決勝進出を果たした。前日に王者ニュージーランドを破り、決勝進出を果たしたイングランドのエディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)が観戦する中、両チームは一進一退の攻防を展開。75分まで16-16の同点だったが、最後に勝敗を分けたのはペナルティーゴール(PG)だった。

準決勝第2戦は大接戦に【写真:石倉愛子】
準決勝第2戦は大接戦に【写真:石倉愛子】

南アフリカはSOポラードが4PGとコンバージョンを全て成功

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は27日、横浜国際総合競技場で準決勝の第2試合を行い、世界ランク3位のウェールズと同4位の南アフリカが激突。南アフリカが19-16で接戦を制し、2007年以来3度目の決勝進出を果たした。前日に王者ニュージーランドを破り、決勝進出を果たしたイングランドのエディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)が観戦する中、両チームは一進一退の攻防を展開。75分まで16-16の同点だったが、最後に勝敗を分けたのはペナルティーゴール(PG)だった。

 南アフリカのキックオフから始まった前半は、強力FWを誇る両チームがキック攻撃を展開。両軍陣内を大きく行き来する展開ながら、互いに一歩も譲らず。ペナルティーゴール(PG)が得点源となった。先制したのは南アフリカ。14分にSOポラードがPGを決めて3点を先制。その4分後にウェールズもSOビガーがPGを成功させて同点に追いつく。前半は結局、両チーム揃ってノートライに終わったが、ポラードがPG3本をすべて成功させた南アフリカが9-6とリードして折り返した。

 後半はウェールズのキックオフでスタート。45分に敵陣10メートル付近でペナルティーを得たウェールズは、ビガーが危なげなくPGを決め、同点に追いつく。両軍ともに敵陣22メートル付近まで攻め込むが、その先まで進めず。運動量の多い消耗戦となった。

 試合が動いたのは56分。敵陣22メートル付近でのラインアウトから連続攻撃を仕掛けた南アフリカは、中央付近のラックから左に展開。ボールを受けたCTBデアレンデが食い下がる敵ディフェンスを引きずりながらトライを決めた。コンバージョンも決まり、7点を加えた。

 その直後、ウェールズが反撃する。敵ゴールライン前5メートルでのラインアウトから、重量FWによる波状攻撃を南アフリカのディフェンスに何度も食い止められるが、ペナルティーを獲得。迷わずスクラムを選択すると、最WTBアダムスがゴールエリア左隅へ今大会最多となる通算6トライ目。コンバージョンも決まり、試合は再び同点となった。

 だが、75分に敵陣でペナルティーを得た南アフリカは、ポラードが正確無比な右足でのキックを披露。PGを決めて3点を勝ち越し。そのまま試合終了を迎え、2007年以来3度目の決勝進出を決めた。

(THE ANSWER編集部)


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