43歳ウッズ、1日29Hで首位堅守 米最多82勝まで“歴史的7H”「勝利に必要なことを」
米男子プロゴルフ(PGA)ツアーで日本初開催のZOZOチャンピオンシップは27日、千葉・アコーディア習志野CC(7041ヤード、パー70)で第3ラウンド(R)と最終Rの一部が行われ、2万2678人の観衆が集まった。首位タイで出た米ツアー歴代2位81勝のタイガー・ウッズ(米国)は、第3Rを6バーディー、2ボギーの66、最終Rを11番まで終えて通算18アンダー。1日29ホールの長丁場を戦い抜いた43歳は、暫定2位の松山英樹(LEXUS)に3打差の同首位とし、優勝に王手。46人が最終Rを終えられず、日没順延となった。
最終Rは勝負服の赤黒ウェアでプレー、鳴りやまない「タイガー!」の大声援
米男子プロゴルフ(PGA)ツアーで日本初開催のZOZOチャンピオンシップは27日、千葉・アコーディア習志野CC(7041ヤード、パー70)で第3ラウンド(R)と最終Rの一部が行われ、2万2678人の観衆が集まった。首位タイで出た米ツアー歴代2位81勝のタイガー・ウッズ(米国)は、第3Rを6バーディー、2ボギーの66、最終Rを11番まで終えて通算18アンダー。1日29ホールの長丁場を戦い抜いた43歳は、暫定2位の松山英樹(LEXUS)に3打差の同首位とし、優勝に王手。46人が最終Rを終えられず、日没順延となった。
他の追随を許さない。集まった2万2678人の観衆を沸かせ続けた。ウッズは第3R出だしの1番をボギーとしたが、以降はバーディーラッシュを披露した。3番パー3はピン奥2メートルにつけ、ファンは拍手や万歳で盛り立てる。バーディーを奪うと大歓声。他の組につくファンも「一瞬でタイガーってわかる!」と数百メートル離れた場所から歓声の凄まじさに驚いていた。
4番パー4はピン手前約7メートルを残したが、上りのフックをねじ込み、右拳を力強く握った。常に数千人のギャラリーを引き連れ、5番グリーンの周りでは木によじ登って観戦する人も。6、8、11番でもスコアを伸ばし、141ヤードの13番パー3では約1メートル半につけてバーディー。歩き出すたびに「タイガー!」のコールが鳴りやまず、ファンに強さを見せつけた。
この日は、25日の第2Rが雨天順延となった影響で、第3R終了後に組み合わせを変えずに最終Rを実施。午後2時スタートのウッズは、勝負服の赤黒ウェアに着替えて登場した。1番でいきなり伸ばすと、4番のボギーを挟んで5、6番で連続バーディー。12月に44歳になるとは思えない。この日25ホール目となった7番以降、ドライバーショットが曲がるなど精彩を欠き始めたが、パーで凌ぎ切った。11番を終えたところで日没順延が決定。長丁場をこう振り返った。
「今日はリードを伸ばすことを目的としていた。コースが柔らかかったので、とりあえずバーディーを決め続けなければと思っていたが、多くの場面でうまく決めてくことができた。簡単なことではないし、リードを守っているストレスもあった」