NZ撃破のイングランド、若きスターが明かす熱い思い「この瞬間のためにラグビーを」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は26日、横浜国際総合競技場で準決勝が行われ、世界ランク2位のイングランドが同1位のニュージーランドを19-7で破り、決勝進出を決めた。この試合で3度ターンオーバーを奪い、ラインアウトで7度キャッチに成功したLOマロ・イトジェがプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた。24歳の若きスターは試合後、ミックスゾーンで「今日の結果には本当に本当にハッピーな気分。この瞬間のためにラグビーを続けてきたんだ」と誇らしげに笑顔を浮かべた。
最優秀選手賞のイトジェ、ハカ対抗V字陣形は「ボスの承認が必要だったはず」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は26日、横浜国際総合競技場で準決勝が行われ、世界ランク2位のイングランドが同1位のニュージーランドを19-7で破り、決勝進出を決めた。この試合で3度ターンオーバーを奪い、ラインアウトで7度キャッチに成功したLOマロ・イトジェがプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた。24歳の若きスターは試合後、ミックスゾーンで「今日の結果には本当に本当にハッピーな気分。この瞬間のためにラグビーを続けてきたんだ」と誇らしげに笑顔を浮かべた。
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これまでW杯ではニュージーランドに3戦全敗だったイングランドだが、この日はキックオフ直後から主導権を握り、最後まで相手にペースを掴ませなかった。そのカギとなったのが、ラインアウトやスクラムなどのセットピースで見せた圧倒的な強さ。ラインアウトではジャンパーとして7度ボールをキャッチしたイトジェは、「ランカーがいい仕事をしてくれたし、他のロックたちと切磋琢磨できたおかげで、僕もここまで頑張れた」と仲間に感謝。さらに「今日、ラインアウトがうまくいったのはスティーブ(・ボーズウィックFWコーチ)のおかげ。彼はラインアウト博士でラインアウトを極めている。極めすぎて、博士号を2つ持っているんじゃないかと思うくらいだよ」と、エディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)の右腕とも言われる、元日本代表FWコーチを称えた。
イングランドは試合前からプレッシャーをかけた。オールブラックス恒例の「ハカ」に対し、それを取り囲むような「V字」陣形で応酬。誰のアイディアだったのか聞かれたイトジェは「誰だか分からないんだ、実は」としながらも、「確かなのはボスの承認が必要だということ。ボスの承認は受けていたはず」と笑いながらジョーンズHCの“お墨付き”だったと明かした。
決勝では、27日のウェールズ?南アフリカの勝者と対決する。「誰が相手でも変わらない。毎日今までと変わらず準備をしていきたい」と、4大会ぶりの優勝に向けて平常心で向かう。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)