石川遼、豪雨被害に胸中吐露「複雑な気持ちもあるけど…」 17位後退も「トップ追う」
米男子プロゴルフ(PGA)ツアーで日本初開催のZOZOチャンピオンシップは26日、千葉・アコーディア習志野CC(7041ヤード、パー70)で25日に雨天順延となった第2ラウンドが行われた。4打差の7位で出た石川遼(カシオ)は5バーディー、3ボギーの68で回り、通算4アンダーで17位に後退。首位タイで出た米ツアー歴代2位の81勝を誇るタイガー・ウッズ(米国)は64で回り、12アンダーで単独首位に躍り出た。
大雨の影響で安全考慮の無観客試合、石川遼「観戦が今日だけだった人もいる」
米男子プロゴルフ(PGA)ツアーで日本初開催のZOZOチャンピオンシップは26日、千葉・アコーディア習志野CC(7041ヤード、パー70)で25日に雨天順延となった第2ラウンドが行われた。4打差の7位で出た石川遼(カシオ)は5バーディー、3ボギーの68で回り、通算4アンダーで17位に後退。首位タイで出た米ツアー歴代2位の81勝を誇るタイガー・ウッズ(米国)は64で回り、12アンダーで単独首位に躍り出た。
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石川は1番パー4の第1打は約310ヤード飛ばしてフェアウェーへ。残り約90ヤードからピンそばにつけ、幸先よくバーディーを奪った。4番で落とすと、191ヤードの5番パー3も第1打をグリーン左ロープ外のラフに入れるなどボギー。6番も落とし、3連続ボギーとなった。
この日は10番左サイドの池の水がフェアウェーにまで溢れていたため、特別措置でティーグラウンドを大幅に前に設置。本来は376ヤードのパー4を140ヤードに短縮し、パー4のまま実施された。石川は10番第1打をピン手前2メートル半につけ、上りのイーグルパットを外してバーディー。16番では約2メートルのバーディーパットを外す。それでも、17、18番の連続バーディーでなんとかスコアを2つ伸ばした。
自身のプレーは「ドライバーが曲がって、アイアンもつかず、パットも入らなかった。難しい一日でしたね」と苦戦。14番では、一つ前の組でプレーしていたウッズと重なり「目が合った気がしたので、僕から話しかけた」と英語で会話した。クラブに関する話をし「ド緊張です」と苦笑い。ウッズのプレーを見届け「思ったより球が高い。そんなに寒くもなく、体も動いているようだった」と印象を語った。
大雨の影響で安全を考慮し、無観客試合で開催。初日に約1万8000人を集めたが、豪雨で千葉は大きな被害を受けた。「千葉を始め、東北でも雨で大変だった。(観戦が)昨日一日だけの人、今日一日だけだった人もいたと思う。複雑な気持ちもあるけど、明日ギャラリーを入れるなら素晴らしい日曜日になるはず。朝の時点の状況を見ると、今はコンディションは悪くなかったけど、けが人が出たら危ない」と無観客試合を受け入れた。
大ギャラリーが予想される日曜日。「雰囲気が盛り上がるのは確信している。選手は全力でプレーするだけ。トップを追いかけたい」。今季2勝で賞金ランク3位。10年ぶり2度目の賞金王、世界ランクを上げての東京五輪出場へ、世界の強者たちと火花を散らす。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)