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ウッズ、前半終え2打差2位に後退 松山も2位、石川遼26位 無観客試合もV争い白熱

米男子プロゴルフ(PGA)ツアーで日本初開催のZOZOチャンピオンシップは26日、千葉・アコーディア習志野CC(7041ヤード、パー70)で25日に雨天順延となった第2ラウンドが行われた。

ZOZOチャンピオンシップに出場するタイガー・ウッズ【写真:浜田洋平】
ZOZOチャンピオンシップに出場するタイガー・ウッズ【写真:浜田洋平】

大雨の影響で安全考慮の無観客試合、初日首位のウッズは後退

 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーで日本初開催のZOZOチャンピオンシップは26日、千葉・アコーディア習志野CC(7041ヤード、パー70)で25日に雨天順延となった第2ラウンドが行われた。首位タイで出た米ツアー歴代2位の81勝を誇るタイガー・ウッズ(米国)は、前半で1つスコアを伸ばし、通算7アンダーで首位のゲーリー・ウッドランド(米国)に1打差の2位。1打差3位で出た日本人最多ツアー5勝の松山英樹(LEXUS)も、14番まで終え7アンダーで2位としている。

 無観客試合となったが、注目のウッズは報道陣や関係者など約80人を引き連れてスタートした。出だしの1番パー4でバーディーを奪ったが、2番パー4で残り1メートル半を外してボギー。4番パー4で第1打を放つと、ティーグラウンドのすぐそばにある会場敷地外の道路から約30人のファンが「タイガー!!」と一斉に声を上げた。無観客試合でも思わぬところから熱狂的なファンの声援を受け、ウッズは驚いたように軽く手を振った。

 6番パー5は第1打を左の林に入れ、フェアウェーに出そうとしたが、今度はラフへ。残り約200ヤードの第3打はグリーン左にこぼしたものの、好アプローチで寄せてパーでしのいだ。167ヤードの7番パー3は、ピン手前6メートルから上りのパットをねじ込みバーディーとした。

 43歳のウッズは、今季の海外メジャー・マスターズで11年ぶりのメジャー通算15勝目を挙げ、完全復活を遂げた。 2006年11月のダンロップ・フェニックス以来13年ぶりに日本開催ツアー出場。初日は出だしから3連続ボギーで出遅れたが、9バーディーを奪って首位発進していた。

 この日は10番左サイドの池の水がフェアウェーにまで溢れていたため、特別措置でティーグラウンドを大幅に前に設置。本来は376ヤードのパー4を140ヤードに短縮し、パー4のまま実施された。松山は出だしの10番第1打をピン左奥4メートルにつけ、第2打はスライスラインを読み切って決めた。

 イーグルでいきなり単独首位に浮上。11番パー4では、第1打を左の林の中に入れたが、木の間から約170ヤード先のグリーンに乗せ、パーでしのいだ。14番でもバーディーを奪ったが、後半4番でボギーをたたいた。4打差の7位で出た石川遼(カシオ)は4番からの3連続ボギーなど、8番まで終えて1アンダーの26位に後退している。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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