【W杯名珍場面】オールブラックスが示した日本への“愛” なぜ勝利後にスタンドにお辞儀をしたのか
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で開催国の日本は8強敗退したが、史上初の決勝トーナメント進出で国民的な盛り上がりを見せ、熱狂を呼んだ。ここでは今大会の日本にまつわる名珍場面を回顧。涙と笑顔に溢れた様々なシーンを振り返る。今回はオールブラックスが試合後にスタンドへ向かって頭を下げたシーンだ。今大会、各代表が日本文化に敬意を表し、一つのブームとなったお辞儀。開幕2日目の9月21日に見せた異例の振る舞いの理由を、NO8キーラン・リード主将が明かしている。
快進撃の日本、1次リーグの様々なシーンをプレーバック
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で開催国の日本は8強敗退したが、史上初の決勝トーナメント進出で国民的な盛り上がりを見せ、熱狂を呼んだ。ここでは今大会の日本にまつわる名珍場面を回顧。涙と笑顔に溢れた様々なシーンを振り返る。今回はオールブラックスが試合後にスタンドへ向かって頭を下げたシーンだ。今大会、各代表が日本文化に敬意を表し、一つのブームとなったお辞儀。開幕2日目の9月21日に見せた異例の振る舞いの理由を、NO8キーラン・リード主将が明かしている。
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B組初戦(横浜国際総合競技場)でニュージーランドと南アフリカが激突。優勝候補同士の屈指の好カードは、3連覇がかかるオールブラックスが23-13で勝利し、勝ち点4を獲得した。南アフリカに先手を取られながらも底力を発揮。V候補同士のビッグマッチに詰めかけた6万3649人のファンがハイレベルな一戦に酔いしれた。
試合前にはド迫力のハカで6万超の大観衆を沸かせたオールブラックスだったが、試合後には粋な振る舞いで、ファンの心をまた奪ってみせた。勝利の後、スタンドのファンに向けて手を振り、そしてぺこりと頭を下げた。日本流のお辞儀だった。
このシーンについてリード主将はこう振り返っている。
「できるだけ日本の皆さんと繋がりたい。私たちを愛してくださっていた。今日も素晴らしかった。オールブラックスのジャージを着てくださっていた方もたくさんいた。そういう思いには応えたいと思いました」
試合前からオールブラックスのユニフォームに身を包んだファンが多数、列をなした。そしてまるで、ホームチームのように、黒い軍団に声援を送った。日本からの愛は確かに届き、胸を打たれたようだ。
オールブラックスは強さとそして、“和の心”を確かに残した。26日の準決勝はイングランドと対戦し、3連覇を狙う。
(THE ANSWER編集部)