石川遼「狙った球を打てた」 2年ぶり米ツアー、人生初アルバトロスより大切なこと
米男子プロゴルフツアーで日本初開催のZOZOチャンピオンシップは24日から4日間、千葉・アコーディア習志野CC(7041ヤード、パー70)で行われる。約2年ぶりに米ツアー出場となる石川遼(カシオ)は23日、プロアマ戦で最終調整。18番でアルバトロスを達成したが、人生初の快記録より大切なものを手にした。
プロアマ戦でアルバトロス達成、待望の米ツアーも泰然自若「特別なことではない」
米男子プロゴルフツアーで日本初開催のZOZOチャンピオンシップは24日から4日間、千葉・アコーディア習志野CC(7041ヤード、パー70)で行われる。約2年ぶりに米ツアー出場となる石川遼(カシオ)は23日、プロアマ戦で最終調整。18番でアルバトロスを達成したが、人生初の快記録より大切なものを手にした。
待望の米ツアーまで24時間を切った。10番スタートのプロアマ戦。収穫を手にしたのは562ヤードの18番パー5だった。残り261ヤードの第2打、3ウッドを振り抜くと、手前3メートルからピンへと吸い込まれた。ギャラリーもいない出場者と関係者だけの静かなラウンド。カップが見えない位置のため、入ったことにも気づかず。プライベートも含めて人生初のアルバトロスの瞬間はあっけなく訪れた。
「調子はそんなに悪くない。体の状態はいいですね。火曜日が練習日、水曜日がプロアマ。そのルーティンは変わってないですし、同じルーティンの中でできている。今週だけが特別なことではない」
2年前、シード権を喪失して以来の米ツアー。米国での優勝を夢にクラブを振り続けた石川にとって、気持ちが高揚してもおかしくないが、いつも通りを貫いて臨む。22日は雨だったこともあり、この日が大会コースで人生初ラウンド。初めてのコースで初めてのアルバトロス。追い風が吹いてきたと捉えそうな快記録だが、自身の感覚では違うようだ。
「あれがアルバトロスでも、イーグルでも、バーディーでも、セカンドショットは良いショットが打てた。あのショットはフェードで思った通りに打てた。そういうボールが打てるということは、自分にとって前向きになれる。特にアルバトロスは気にしてないです。狙った球が打てるのがいいこと」