「日本の試合には情熱があった」 WR会長が心動かされた“横浜の夜”の風景
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で史上初の8強入りを果たした日本。ティア1の強豪国、アイルランドとスコットランドを撃破するなど、熱狂的な盛り上がりで旋風を巻き起こしたが、国際統括団体ワールドラグビー(WR)のビル・ボーモント会長は台風被害の中で開催にこぎつけたスコットランド戦について称賛している。
ボーモント会長が大会SNSのインタビューに登場「今大会はアメージングです」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で史上初の8強入りを果たした日本。ティア1の強豪国、アイルランドとスコットランドを撃破するなど、熱狂的な盛り上がりで旋風を巻き起こしたが、国際統括団体ワールドラグビー(WR)のビル・ボーモント会長は台風被害の中で開催にこぎつけたスコットランド戦について称賛している。大会公式ツイッターがインタビューを公開している。
世界に感動を届けた日本の快進撃は8強で終わった。しかし、「ブレイブ・ブロッサムズ」と、その躍進を支えたホスト国に対する称賛は未だ止まない。
ボーモント会長は「(今大会は)アメージングです。地元の人々から支持は信じられないほどに素晴らしかった。チームのパフォーマンスに支えられた。グループステージと準々決勝を振り返れば、国民の心を掴んだチームは日本だった。彼らの達成を享受するのに、ラグビーの熱心なファンである必要はなかった」と語った。
多くの犠牲者が出た台風19号により、開催が危ぶまれたA組最終戦、スコットランド戦で選手たちを後押しした日本人の熱気にも感銘を受けた様子。「日本代表の試合には情熱があった」と明かし、横浜の夜に見た光景を語る。
「なぜなら、台風が通過した数時間後の試合だった。我々はどれほどの被災者が出るのか、被害が及ぶのか分からなかったが、計り知れない被害であることは分かっていた。しかし、53%の国民がこの試合を目撃した。ラグビー界としては信じがたい数字です。個人的には、彼らがいかに台風の試練を乗り越え、試合開催を実現したのか、ということはアメージングでした」