イングランドが豪州に2トライで前半17-9 準々決勝唯一の“優勝国対決”で躍動
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は19日、大分スポーツ公園総合競技場で準々決勝の世界ランク3位・イングランドが同6位・オーストラリアに17-9で前半を折り返した。4強一番乗りを目指し、準々決勝唯一の優勝国対決は白熱した試合となっている。
準々決勝イングランド―オーストラリア
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は19日、大分スポーツ公園総合競技場で準々決勝の世界ランク3位・イングランドが同6位・オーストラリアに17-9で前半を折り返した。4強一番乗りを目指し、準々決勝唯一の優勝国対決は白熱した試合となっている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
序盤はD組2位のオーストラリアが優勢だった。相手陣内での攻撃を展開すると、前半12分にSOクリスチャン・リアリーファノがペナルティゴールを決めて幸先よく先制。黄色に染まったスタンドの観衆とともに喜びを分かち合った。
前回2015年大会で日本を率いた名将エディ・ジョーンズ氏がHCを務めるC組1位のイングランドもすぐさま反撃に出る。18分に敵陣約10メートルの左中間から左に展開。最後は大外のWTBジョニー・メイが左隅にトライを決めて5-3と逆転に成功した。さらに難しい角度からSOオーウェン・ファレルがど真ん中にコンバージョンを蹴り込み、技術の高さを見せた。
さらに21分、イングランドはCTBヘンリー・スレードがハーフウェイライン付近で相手のパスミスからボールを奪い、そのまま敵陣を独走。相手に追いつかれるとキックパスで左前方に送り、追いついたメイが再び左隅に飛び込んだ。ファレルがコンバージョンを決めて14-3。26分にペナルティゴールで14-6とされたが、30分には決め返して17-6と差を広げた。
イングランドは、勝てば準優勝した07年以来3大会ぶりの4強進出。母国開催だった前回大会は予選敗退だっただけに、エディーHCの下で完全復活を目指している。前回大会準優勝のオーストラリアは、勝てば3大会連続4強入りとなる。
試合前には、台風19号の犠牲者へ黙祷が捧げられた。肩を組んだ選手たちだけでなく、会場に集結した国内外のファンも目をつぶって追悼した。
(THE ANSWER編集部)