快進撃の日本、英記者が注目した日本人のメンタリティ 「しかし努力だけでは…」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は19日から準々決勝が行われ、日本は20日に南アフリカと激突する。快進撃を続ける日本の戦いぶりは各国から称賛を集めているが、英紙のコラムニストは、日本に伝わる“努力”という文化に脚光を浴びせつつ、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)のもつ、理論との融合にも注目を寄せている。
日本人の「ドリョク」という文化に英記者が迫る
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は19日から準々決勝が行われ、日本は20日に南アフリカと激突する。快進撃を続ける日本の戦いぶりは各国から称賛を集めているが、英紙のコラムニストは、日本に伝わる“努力”という文化に脚光を浴びせつつ、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)のもつ、理論との融合にも注目を寄せている。
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日本の破竹の4連勝は、ラグビー発祥の地の記者の心をも揺さぶった。
英紙「ガーディアン」の記者、アンディ・ブル氏は、「日本では、それをドリョクと呼ぶ、しかし努力だけでは南アフリカは倒せない」と題してコラムを執筆している。
同氏はまず、日本のスポーツ界に伝統的に伝わる「努力」という文化について、甲子園での伝説的な選手として「サダハル・オー」の名前を出しながら、「ドリョク」とローマ字を交えて紹介。日本の子どもたちは毎日数時間、週に6日トレーニングするという、勤勉さを驚きをもって読者に伝えている。
そうした文化に来日したメジャーリーガーが驚いたことや、ドン・ブラッシンゲーム(日本での登録名ブレイザー=元南海など)が監督時代に、練習のし過ぎがシーズン終盤の失速の原因であると話していたこと、などのエピソードを交えながら、いかに日本特有の文化であるかを説明している。