スコットランド戦実現の裏で… 大会幹部が明かす献身的努力「夜明け前から点検」
WRのボーモント会長「また日本で開催することに躊躇はない」
開催が危ぶまれた日本対スコットランドの一戦は、最終的には実施され、日本が28-21で勝利してA組1位通過を決めた。テレビの平均視聴率は39.2%、最高瞬間視聴率は53.7%という大きな注目を集めたが、そこはに裏方スタッフの大きな働きがあったという。ギルピン統括責任者は「どのような試合でも準備は大変だが、あの試合は前日からスタッフは横浜入りし、開催実現に向けて大きな努力をした。夜明け前から会場を点検するなど、裏方スタッフの努力や献身がなければ実現しなかった。試合をしたいという、みんなの強い意志が後押しした」と感謝した。
会見で「台風の影響を受けたが、また日本でW杯を開催する可能性はあるか」と問われたWRのビル・ボーモント会長は、「また日本で開催することに関して躊躇はない。台風が直撃したことは残念だが、対応は素晴らしかった」と話したが、世界的に気象状況が変わりつつある中で、W杯の開催時期そのものを見直しを提案する声も海外メディアから上がった。
2023年に行われるフランス大会に向けて、さらに素晴らしいW杯となるよう様々な話し合いが重ねられる見込みだ。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)