“笑わない男”稲垣、代表初トライに「こんな気分なんだな」 海外記者からも質問攻め
笑わないナイスガイ「開催に尽力してくれたスタッフにも感謝を」
「アイルランド、スコットランドを破って決勝トーナメントまで行けると思っていたか?」という問いにも表情を変えず、自信満々に「もちろん考えていた」ときっぱり。
さらに「自分たちが今までやってきたことを100%遂行できれば、どんなチームでもチャンスあると僕らは理解していた。その限られたチャンスは少なくて、80分の中で少しずつチャンスを作り上げていく必要がある。その少ないチャンスを手繰り寄せていけば、自分たちのプランが100%出せれば、こういうティア1の相手にも勝てると証明できた」と続けて、分厚い胸を張った。
勝利の瞬間の気持ちを聞かれると、「本当に最高でしたね。自国開催というプレッシャーは選手全員あったが、終わってみて、勝った時の歓声は自国開催だからこそ。こういった天候の中、台風もあったが、開催に尽力してくれたスタッフにも感謝を伝えたい」と紳士に答えた。笑顔こそ見られなかったが、ナイスガイぶりには拍車がかかっていた。
(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)