“笑わない男”稲垣、代表初トライに「こんな気分なんだな」 海外記者からも質問攻め
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、横浜国際総合競技場でのA組最終戦で日本がスコットランドに28-21で勝利し、史上初の8強入り。4連勝で首位通過を決めた。同点の前半25分に貴重な勝ち越しトライを決めたのはPR稲垣啓太。試合後は海外メディアからも質問攻めにあうなど、その注目度はうなぎ上りだ。
代表7年目の初トライにも笑顔はなし
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、横浜国際総合競技場でのA組最終戦で日本がスコットランドに28-21で勝利し、史上初の8強入り。4連勝で首位通過を決めた。同点の前半25分に貴重な勝ち越しトライを決めたのはPR稲垣啓太。試合後は海外メディアからも質問攻めに遭うなど、その注目度はうなぎ上りだ。
“笑わない男”はやっぱり笑わなかった。前半25分、松島が相手のタックルをものともしない突破から、細かくオフロードパスをつなぎ、最後はFBウィリアム・トゥポウからのパスを受けた稲垣が中央に飛び込んだ。
これが代表7年目での記念すべき初トライ。歓喜してもいい場面だが、稲垣はニコリともしなかった。試合後は「ベスト8目標にしてやってきて、4年間いろんなものを犠牲にしてきた。一つ目標がかなってよかった。みんながトライをするのってこんな気分なんだなって思いました」と淡々と振り返った。
台風被害についても、「ラグビーで元気を取り戻してもらいたい。そういう思いでプレーした」と慮った強面の29歳。ミックスゾーンでは海外メディアからも質問が相次いでいた。