釜石最終戦・B組ナミビア―カナダの中止決定「残る3試合は引き続き状況を確認」
ラグビーワールドカップ(W杯)組織委員会は13日、同日に予定されていたB組最終戦のカナダ―ナミビア(12時15分・釜石)の中止決定を発表した。
大会組織委員会が発表「東北エリアに引き続き暴風と大雨の影響」
ラグビーワールドカップ(W杯)組織委員会は13日、同日に予定されていたB組最終戦のカナダーナミビア(12時15分・釜石)の中止決定を発表した。
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組織委員会は「気象情報提供事業者と気象庁から提供された最新の情報」に基づき、試合の開催可否を検討。「13日午前中にかけて、東北エリアに引き続き暴風と大雨の影響があることを示している」と説明し、「公共交通機関の乱れや土砂災害の可能性など、観客の皆様、選手、大会を支えるスタッフ・ボランティアなど全ての関係者の安全を確保することが困難であると判断されることから、苦渋の決断ではありますが、開催を断念することといたしました」とした。中止となる試合の振替試合は行われない。
同日には日本―スコットランド(19時45分・横浜)を含む残り3試合が予定されているが、「残る3試合については、引き続き状況を確認しながら遅くとも各試合のキックオフ6時間前までには実施の可否判断を発表いたします」としている。
ワールドラグビーのブレッド・ゴスパーCEOは以下のようにコメント。
「我々は、この24時間にわたり、開催自治体と緊密に連絡を取り合ってまいりました。試合時間の変更や無観客での開催の可能性についても検討しましたが、開催自治体からの強い勧告も頂き、安全性を優先する観点から、試合中止の判断を行いました。難しい決断ですが正しい判断であると信じています。13日に行われる残りの3試合が予定どおりに進められるため、引き続き台風通過後の会場の詳細な調査を行い、実施の可否判断を速やかに発表いたします。ラグビーワールドカップ公式ソーシャルチャンネルとデジタルチャンネルをご確認ください」
大会組織委員会の嶋津昭事務総長も次のようにコメントを発表した。
「我々は、ワールドラグビーと開催自治体とともに、試合の実現に向けて、継続的に協議を進めてきましたが、一部の試合を中止するという決定をせざるを得ませんでした。今回の判断は、観客の皆様、チーム、関係者、ボランティアの皆様、関わる全ての方の安全を優先し行われたものであり、同時に開催自治体の安全への強い思いにも斟酌し、決定に至ったものであります。国内外のファンの皆様にはこの判断をご理解いただけることを信じています」
(THE ANSWER編集部)