奥原希望、日本女子単初の世界一に新たな決意「東京五輪に向けたスタートライン」
「優勝は明日になれば過去のもの。ここが私のゴールではない」
試合後、大会公式ツイッターがインタビュー動画を投稿。奥原は「最後まで足を動かしてディフェンスできました。後半は良いショットというよりも、どれだけミスを少なくラリーを続けられるかというところが勝因になったと思います。そこで心折れずに、最後まで足を動かしていたのが良かったです」と女子シングルス史上2番目に長い1時間50分に及ぶ激闘を振り返った。
さらに、奥原はインタビュー内で今後の目標についても熱い想いを口にしている。
「東京(五輪)に向けたスタートラインに立っただけ。自分が現状にとどまっていたら、絶対に良い結果は残せません。もうこの結果(優勝)は、明日になれば過去のものになってしまう。ここが私のゴールではないので、もっともっとこれからも勝ち続けられるように頑張りたいと思います」
両膝や昨秋に痛めた右肩の故障を乗り越え、ようやくたどり着いた栄冠。それでも、奥原にとってはあくまで通過点に過ぎない。1年前にリオで獲り逃した“忘れ物”を東京五輪で手にすべく、22歳のヒロインはさらなる高みを目指して走り続ける。