12日の試合中止、BBCが母国ファンの反応を紹介「とんでもなく落胆してる」

　ラグビーワールドカップ（W杯）日本大会は12日に予定されていたニュージーランド―イタリア（豊田スタジアム）、イングランド―フランス（横浜国際総合競技場）の2試合を中止にすると10日、発表した。大会史上初の中止決定に試合に合わせて来日を計画していたイングランドファンは悲鳴を上げている。英公共放送「BBC」が報じている。

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　大観衆が横浜に詰めかけることが予想されたイングランド戦。フランスとの決戦を心待ちにしていた母国ファンにとっても驚きの事態になった。記事によると、ハネムーンの旅行先に日本を選び、当日の試合を観戦しようとしていたグリーン夫妻は、中止の悲報を出発前のヒースロー空港で聞いたという。

　夫のカールさんは「私たちは本当にがっかりしています。5月に結婚し、1年以上前からハネムーンを計画してきました。W杯でイングランド代表戦を観戦することが目標でした。日本の4日間のツアーに2000ポンド（約26万円）を費やしましたが、とんでもないほどに落胆しています」と語ったという。

　エプソム在住のレベッカさんも出発前に悲報を聞いたという。「ゾッとしています。明日の朝、ヒースローを出発して、嵐の中、東京に土曜日午前7時到着予定です。フライトが疑問ですが、試合については気にしていません。しかし、不測の事態に備えた計画は存在すべき」と主張していたという。

　マンチェスター空港のピートさんは1年前から日本旅行を企画していたという。