台風接近問題 荒天敗退危機を味わった元W杯V主将が持論「天候で勝敗決定は不公平」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は、台風19号の接近で13日の日本―スコットランド戦など決勝トーナメント進出の行方を左右するA組2試合などに影響を与える可能性が浮上している。大会規約では天候不良による中止の場合、スコアレスドローでチーム勝ち点2が付与されるが、1995年大会で荒天による敗退危機を乗り越え、優勝した南アフリカ代表の当時の主将は「天候による勝敗決定はアンフェア」と持論を展開している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
優勝した95年大会で荒天敗退危機経験、元南アフリカ代表主将ピナール氏が持論
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は、台風19号の接近で13日の日本―スコットランド戦など決勝トーナメント進出の行方を左右するA組2試合などに影響を与える可能性が浮上している。大会規約では天候不良による中止の場合、スコアレスドローでチーム勝ち点2が付与されるが、1995年大会で荒天による敗退危機を乗り越え、優勝した南アフリカ代表の当時の主将は「天候による勝敗決定はアンフェア」と持論を展開している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
各国のラグビーメディアもその行方に注目する台風19号。組織委員会も10日正午から台風接近に伴う会見を予定しているが、南アフリカ大会で母国を優勝に導いたフランソワ・ピナール元主将が口を開いた。
「我々は幸運だった。もし、1995年大会に試合が中止になっていたら、我々は規約によって敗退していたんだ。ただただアンフェアに思える。少なくとも結果を出せるように、試合は行われる必要があるだろう」
記事によると、スコットランドのグラスゴーでイベントに参加したピナール氏はこう語ったという。第3回W杯で初出場となった南アフリカは準決勝でフランス戦い、19-15で勝利。ニュージーランドとの決勝に進んだが、当初、フランス戦は豪雨により中止危機に陥っていた。