米国、2027年W杯招致なら… 指揮官は“日本流”推奨「日本での経験を広めたい」
じわじわと盛り上がりを見せる米国のラグビー、HC強調「アメリカ人も大好きなんだ」
「もし、2027年の開催国になった場合、この日本での経験をもとに米国中に広められると思っている。前回大会で日本が成功したことが、今回の大会につながったと思う。あの大会を経験して、日本の選手が多くプロフェッショナルになっていることを考えると、2027年に向けて、私たち自身が成長することでそういった可能性は増えてくる」
今大会の日本の躍進。さらに大会としての成功は、2015年大会で南アフリカを撃破するなどし、ラグビー熱が一気に高まったことが要因にあると指摘。南ア出身の指揮官は、もし米国大会が実現するのならば、日本を参考にすべきだと口にしたのだ。
事実、米国でもラグビー人気は高まっている。2016年にはプロ化され、ワールドラグビーによると、ラグビー競技人口はイングランドに次いで2番目だというデータもある。
ゴールドHCは今大会での日本の盛り上がりにも触れ、「やはり日本のW杯に対する反応は素晴らしい。読んだところでは、サモア戦のテレビ視聴率が48%(実際は瞬間最高46.1%)だった。次の試合(スコットランド戦)では50%を超えるのでは、100%日本のファンは応援している。
アメリカ人もラグビーは大好き。日本大会のようにうまく運営できるなら、米国でも大きな盛り上がるをみせると思います」と強調していた。
スポーツ大国の米国にあって、メジャー化の途中にあるラグビー。W杯招致が決定すれば、一気に人気が爆発するポテンシャルを秘めている。
(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)