退場のカナダ選手、相手ロッカー訪問で“男気謝罪”に海外絶賛「これがラグビーだ!」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は8日、B組でカナダは南アフリカに7-66で完敗。開幕3連敗となったが、試合後に海外ファンを驚かせる粋なシーンがあった。試合中に危険なタックルで退場処分となった選手が南アフリカのロッカーを訪問。直接謝罪をすると、南アフリカ選手から拍手が送られ、ビールらしきものまでプレゼントされた。実際のシーンを大会が動画付きで公開し、「これぞ真の“ビューティフルゲーム”」「一流だ」「優れたスポーツマンシップ」と海外の絶賛を呼んでいる。
カナダ選手が謝罪&エール、南アも粋な出迎えで拍手「真のビューティフルゲーム」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は8日、B組でカナダは南アフリカに7-66で完敗。開幕3連敗となったが、試合後に海外ファンを驚かせる粋なシーンがあった。試合中に危険なタックルで退場処分となった選手が南アフリカのロッカーを訪問。直接謝罪をすると、南アフリカ選手から拍手が送られ、ビールらしきものまでプレゼントされた。実際のシーンを大会が動画付きで公開し、「これぞ真の“ビューティフルゲーム”」「一流だ」「優れたスポーツマンシップ」と海外の絶賛を呼んでいる。
試合中の過ちを素直に認め、行動に移した。試合後、南アフリカのロッカールームを訪れたのは、LOジョシュ・ラーセンだった。前半36分、LOジョシュ・ラーセンが密集で行ったタックルが危険とされ、レッドカード。失意の表情でピッチを去ることになった。幸い、このプレーで怪我人は出なかったが、スポーツマンとして思いを伝えたかったのだろう。
ロッカールームの入り口に立ったラーセンは手を挙げ、神妙な面持ちで話し始めた。「謝りたいんです。面と向かって謝罪しに来ました」と動機を説明し、謝った。さらに「今大会での成功を祈っています」と決勝トーナメント進出を決めた勝者にエールを送ったのだ。すると、ラーセンの思いに応えたのは南アフリカ側だった。
歓声とともに大きな拍手。さらに1人の選手は「乾杯しようぜ」と言わんばかりにビールのような飲み物を手渡し、他の選手も握手を求めた。勝ち負けのみならず、試合中の反則を越えたノーサイドの精神。なんとも心が温まるようなシーンだった。