日本、後半に姫野が今大会初トライ! チーム2トライ目で、26-12とサモア突き放す
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は5日、A組第3戦で世界ランク8位日本が同15位サモアと愛知・豊田スタジアムで対戦し、後半途中で26-12とリードしている。
サモア戦、後半日本がリード
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は5日、A組第3戦で世界ランク8位日本が同15位サモアと愛知・豊田スタジアムで対戦し、後半途中で26-12とリードしている。
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ウォーミングアップを終えて控室へ向かう際、ゴール裏のファンから日本代表のチームソング「ビクトリーロード」が歌われた。スタンドは桜のジャージを着たファンで超満員。日本のスタメン発表では、選手一人ひとりのコールに大声援。特に先発に復帰した主将のFLリーチ・マイケルの時には割れんばかりの声援が鳴り響いた。
奇跡を起こしたアイルランド戦から中6日。勝てば決勝トーナメント進出へ大きく近づく日本がまずは先手を奪う。前半3分、ゴール正面で得たペナルティのチャンスを、SO田村がきっちりと決めて3点を先行。さらに8分にも田村がPGを成功させて、6-0と主導権を握る。
一方、ここまで1勝1敗でボーナスポイントなしで敗れると敗退が決まるサモアも反撃。10分、15分にCTBヘンリー・タエフがPGを成功させ、6-6と追いついた。
日本も突き放す。前半23分に田村がPGを成功させた。蹴る直前には静寂に包まれた会場から、サモアファンの奇声が響く。それでも冷静に沈め、再びリードを奪った。
サモアは直後にFLイオアネがシンビンで一時的退場。1人少なくなった相手に対して日本が襲い掛かる。リーチのターンオーバーから、WTB松島が大きくゲインし、最後はCTBラファエレがトライ。スタンドは総立ちとなった。田村がコンバージョンもきっちりと決めた。16-9で前半を折り返した。
後半5分、サモアにPGを決められ、3点差に迫られたが、11分には田村がこの日4本目のPG成功。再びリードを広げると、その3分後にはラインアウトから大声援に押されるようにモールで押し込む。NO8姫野がW杯初トライを奪いと、スタンドは再び総立ちとなった。「姫野コール」が起きた後、スタンドのファンはウェーブ。選手たちは熱狂の渦に包まれた。田村がコンバージョンを確実に決め、26-12とした。
日本は9月20日の開幕戦でロシアに30-10で快勝。28日には世界ランク2位(当時)アイルランドに19-12で歴史的な逆転勝ちを収め、勝ち点を9としていた。サモアは世界ランク上は格下だが、過去の対戦成績は4勝11敗と大きく負け越しており、侮れない相手だ。
(THE ANSWER編集部)