「クリーンなラグビーを守ろう」 参加20チームがアンチドーピング運動を支援
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に参加している全20チームは5、6日の両日、ワールドラグビーが推進するアンチドーピング教育・啓蒙プログラム「キープ・ラグビー・クリーン」キャンペーンに参加する。全選手およびチーム関係者、レフェリーらは、「クリーンなラグビーを守ろう」と背中にプリントされた鮮やかなピンク色のTシャツを着て活動をサポートする。
5、6日にキャンペーン実施、鮮やかなピンクTシャツを着用して啓発運動
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に参加している全20チームは5、6日の両日、ワールドラグビーが推進するアンチドーピング教育・啓蒙プログラム「キープ・ラグビー・クリーン」キャンペーンに参加する。全選手およびチーム関係者、レフェリーらは、「クリーンなラグビーを守ろう」と背中にプリントされた鮮やかなピンク色のTシャツを着て活動をサポートする。
この運動は、世界アンチドーピング機構が2005年から始めたもので、幅広くスポーツ界で支持されている。ワールドラグビーは、世界中の注目を集めるW杯で「キープ・ラグビー・クリーン・ウィークエンド」を実施することで、ラグビー界の次世代を担うスターたちに薬物使用の危険性を伝え、ラグビーが全ての人に公平性なスポーツであることを示すことを目指している。
今大会では参加全チームが昨年、各国のアンチドーピング機構と協力の下、総合的なドーピング検査を実施。さらに、各チームの母国語によるアンチドーピング教育が行われた。
今回の「キープ・ラグビー・クリーン・ウィークエンド」を実施するにあたっても、栄養についての正しい知識、危険なサプリメントや薬物を摂取しないための知識などについて、英語、フランス語、日本語、スペイン語の4ヵ国語で2種類の動画が作成されたという。
ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は「ドーピングはスポーツの健全性に対する最大の脅威であり、アンチドーピングは教育から始まります。ラグビーは尊敬、誠実、情熱、規律、団結という強い性格形成の価値観に基づいており、各選手は公平な条件の下でプレーを完結する権利を持っています。キープ・ラグビー・クリーン・ウィークエンドはドーピングを防止し、健康的でバランスの取れた食事の維持を推進する我々の教育戦略の重要な活動の一つです」とコメントを発表した。
この運動は「#KeepRugbyClean」のハッシュタグを使い、SNS上でも展開されている。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)