フランス、トライ後の“敬礼ポーズ”の意味とは 元大統領に捧ぐ勝利「我々だけの話」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は2日、福岡・東平尾公園博多の森球技場で「死の組」C組では世界ランク7位・フランスと同13位・米国が激突し、5トライを奪ったフランスが33-9で2連勝を飾った。“レ・ブルー”の愛称で知られる青の軍団は、トライ後に敬礼ポーズをセレブレーション。そこに隠された意味とは何だったのか。
米国に苦戦しながらも勝ち点5獲得のフランス、トライ後には印象的なシーンも
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は2日、福岡・東平尾公園博多の森球技場で「死の組」C組では世界ランク7位・フランスと同13位・米国が激突し、5トライを奪ったフランスが33-9で2連勝を飾った。“レ・ブルー”の愛称で知られる青の軍団は、トライ後に敬礼ポーズをセレブレーション。そこに隠された意味とは何だったのか。
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苦しみながらも、最後は底力を発揮したフランス。準優勝3度の強豪は2連勝で、死の組で一歩アドバンテージを得た。日本の湿気にやられ、ハンドリングエラーを多発。決して本来の出来ではなかったが、この試合には負けられない理由があった。
9月26日に、親日家としても知られたシラク元大統領が死去。選手はユニフォームの袖部分に喪章を巻いてこの日の試合に臨んでいた。前半5分には、抜け出したWTBヨアン・ユジェがインゴールに飛び込み先制トライ。するとユジェは右手の甲を額にやり、敬礼をした。
後半29分にトライを決めた、バティスト・セランも同様だった。喪章と、このポーズについて、NO8ルイ・ピカモル主将はこう説明した。