「私は日本が大好きだ」 豪州のW杯優勝英雄の変わらぬ日本愛「街も過ごしやすくて…」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で日本はアイルランドを破る番狂わせを演じた。世界を驚かせた歴史的勝利について、かつて日本でのプレーし、W杯優勝を経験したオーストラリアのレジェンドは「日本のファンは優勝できると感じている」と語り、変わらぬ日本愛も明かしている。米放送局「CNN」が報じている。
サントリーでもプレーしたグレーガン氏「規律があり、地元の人は心地良かった」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で日本はアイルランドを破る番狂わせを演じた。世界を驚かせた歴史的勝利について、かつて日本でのプレーし、W杯優勝を経験したオーストラリアのレジェンドは「日本のファンは優勝できると感じている」と語り、変わらぬ日本愛も明かしている。米放送局「CNN」が報じている。
オーストラリアの英雄も日本の大金星に注目していた。男の名はジョージ・グレーガン氏だ。オーストラリア代表として優勝した99年大会優勝を含め、3度のW杯に出場。長く主将も務め、かつては通算139試合の世界最多キャップも誇っていた伝説的SHだ。
記事では、ロシアに続いてアイルランドも撃破し、日本についてファンの自信が高まっていると紹介している。グレーガン氏も「彼らは優勝できると感じている」と日本国内のムードの盛り上がりを分析。こうした日本らの躍進により、優勝争いも混戦になり得る。同氏も「より接戦になってきている」と指摘している。
一方で、優勝候補に挙がっているイングランドについても言及。チームを指揮する前日本代表ヘッドコーチ(HC)のエディー・ジョーンズHCについて「エディーは私の中で、最高のコーチだ」と称賛。「彼はどこでもコーチできる。日本、南アフリカ、オーストラリアでコーチしてきた。彼は選手をさらに良くする」と日本にゆかりのある名将の手腕を称えた。
グレーガン氏自身、08年からトップリーグのサントリーでプレーし、11年に日本でキャリアを終えた。「私は日本が大好きだ」と日本愛があることを明かした46歳は「街でも本当に過ごしやすかった。規律があり、地元の人は心地が良かった」と当時を振り返ったという。
173センチでSHとしても決して大きくはない体で世界の第一線で戦い抜いたW杯優勝戦士にとっても、日本の躍進と思い出は特別なものがあるようだ。
(THE ANSWER編集部)