井上尚弥に完敗ロドリゲス、10・26にWBC挑戦者決定戦で再起「敗戦の過ちから学んだ」
ボクシングの前IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が、10月26日(日本時間27日)に米ペンシルベニア州レディングのサンタンデール・アリーナで、元WBA世界同級スーパー王者ラウシー・ウォーレン(米国)とWBC世界同級挑戦者決定戦に臨む。
5月に井上尚弥に259秒TKO負け、再起戦は元スーパー王者ウォーレンとサバイバル
ボクシングの前IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が、10月26日(日本時間27日)に米ペンシルベニア州レディングのサンタンデール・アリーナで、元WBA世界同級スーパー王者ラウシー・ウォーレン(米国)とWBC世界同級挑戦者決定戦に臨む。ロドリゲスは5月に英グラスゴーで行われたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝でWBA王者・井上尚弥(大橋)に敗れてIBF王座から陥落。わずか259秒でTKO負けした“モンスターショック”を乗り越え、5か月ぶりのリングで元王者と拳を交える。
井上との技術戦に敗れたロドリゲスが立ち上がる。プエルトリコの“モンスター”の再起戦を報じたのは、米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」だった。相手は元WBAスーパー王者のウォーレン。しかも、いきなり挑戦者決定戦だ。井上とハイレベルな技術戦を演じた27歳の復活をかけた舞台となる。
ロドリゲスは、WBSS準決勝で日本のモンスターと対峙。初回は積極的に圧力をかけて井上を下がらせたが、2回に3度のダウンを奪われてIBFベルトを失った。記事では「2020年に再び世界王者になる目標に近づく機会を得ることができ、感謝している。敗戦での過ちから学んだ。10月26日の私のパフォーマンスを誰もが話題にするだろうという、自信がある」と意気込んでいる。
一方、ウォーレンも1月にノルディ・ウーバーリ(フランス)とのWBC世界同級王座決定戦に敗れて以来の再起戦だ。WBC6位にランク入りしており、ロドリゲスもWBC5位、WBA8位、IBF8位。ともに世界王者への復活を目指すサバイバルマッチだ。ロドリゲスは記事の中で「ウォーレンは非常に優秀なファイター。このような素晴らしいファイトに戻ることができて、本当にワクワクしている。彼に勝てば、自分が望む状態になる」と語っている。