15歳トルソワ、衝撃のW世界新記録に露メディアも驚愕「ザギトワ時代の終わり?」
フィギュアスケートのネペラメモリアルは21日、女子フリーが行われ、シニアの国際大会デビュー戦となった15歳のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)が163.78点、合計238.69点というW世界最高得点で優勝した。
ザギトワ超えのフリー&合計の世界記録に賛辞「夢物語を現実にした」
フィギュアスケートのネペラメモリアルは21日、女子フリーが行われ、シニアの国際大会デビュー戦となった15歳のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)が163.78点、合計238.69点というW世界最高得点で優勝した。従来のアリーナ・ザギトワ(ロシア)の記録をともに更新。1つの演技で4回転ジャンプを3本決めるという女子初の快挙を海外メディアも動画付きで公開し、世界に反響が轟いていたが、母国のロシアメディアも「夢物語を現実にした」「ザギトワ時代の終わり?」と驚愕している。
ロシア国営放送の公式サイトは「幼いスケーター、アレクサンドラ・トルソワが夢物語を現実のものとした」と見出しを打って特集。記事では、ザギトワが持っていた2つの世界記録を同時に塗り替えたことを伝えた上で「トルソワの演技は文字通り専門家に衝撃を与えた。女子史上初めて一つのプログラムで3本の4回転ジャンプを成功させた」と偉業を伝えている。
ロシアメディア「gazeta.ru」においては「ザギトワ時代の終わり? トルソワが2つの世界新記録を樹立した」と見出しを打った。演技について「信じられないほど技術的に難しいプログラムを見せ、堂々と勝利した」とレポート。特に、注目を寄せたのが、一つの連続ジャンプだ。
「世界で数えるほどのスケーターしかミスなしで跳べない3回転ルッツ―3回転ループの連続ジャンプを綺麗に決めた」と言及。このジャンプを先輩のザギトワが名刺代わりとして多くのタイトルを獲得してきたとした上で「しかし、この連続ジャンプではトルソワが出場している大会では優勝できないことが、今明らかになった」と指摘した。