“聖地”花園初戦はイタリアが6トライで勝ち点5 W杯未勝利のナミビア善戦に大拍手
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は22日、大会3日目を迎え、大阪・花園ラグビー場ではプールBのイタリア対ナミビアが行われた。高校ラグビー聖地での初戦は、イタリアが47-22で順当勝利。6トライを奪い、ボーナスポイントも獲得した。イタリアのNO8パリセは史上3人目となるW杯5大会出場を記録した。
イタリアNO8パリセは史上3人目のW杯5大会出場
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は22日、大会3日目を迎え、大阪・花園ラグビー場ではプールBのイタリア対ナミビアが行われた。高校ラグビー聖地での初戦は、イタリアが47-22で順当勝利。6トライを奪い、ボーナスポイントも獲得した。イタリアのNO8パリセは史上3人目となるW杯5大会出場を記録した。
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九州北部に接近する台風17号の影響で小雨まじりの強風が吹きつける中、出場20チームの中で世界ランクが最も低い(23位)ナミビアのトライから試合は始まった。前半5分、ボールをつないだナミビアは、SHスティーブンスがディフェンスの壁をくぐり抜け、ゴール右にトライ。コンバージョンも決めて7点を先制した。
世界ランク13位のイタリアは11分、敵陣ゴール手前でペナルティーを得ると、モールを作って押し込み、そのままトライ。コンバージョンも決まり、すぐさま同点に追いついた。その後、イタリアはボールをつないで再三ゴール手前まで攻め込むが、ナミビア選手に追いつかれてゴールラインまで届かず。ミスも重なり、格下相手に思わぬ苦戦を強いられる。
イタリアが追加点を挙げたのは25分。ナミビアのラインアウトから始まったプレーでイタリアがボールを奪い、最後はSOアランがゴールポストに激突しながらトライ。前半終了間際にも敵陣22メートル付近のモールからLOルッツァ、SHテバルディとつないでトライを決め、21-7とリードを広げて試合を折り返した。
雨足が強くなった後半は、イタリアが積極的に攻め立てた。43分にラックから出たボールをCTBベンベヌーティが右にグラバーキックを蹴ると、WTBパドバーニが完璧なタイミングでキャッチしてトライ。46分には敵陣での連続攻撃から、交替したばかりのSOカンナがトライとコンバージョンを決めて、35-7とした。
だが、W杯初勝利を目指すナミビアも諦めない。50分にローブサーがペナルティーゴールを決めると、57分には中央にできたラックから左にボールを展開し、最後はWTBグレーリングが飛び込んでトライを奪った。
イタリアは69分、75分にもトライ。ナミビアも試合終了間際に1トライを追加したが、試合はイタリアが47-22で勝利。ボーナスポイントと合わせ、勝ち点5を獲得した。
結局、点差はついたものの、最後まで諦めず随所で好プレーを光らせたナミビアには、会場を埋めた2万354人の観客から大きな拍手が送られた。
(THE ANSWER編集部)