日本、キック処理でミス連発の理由 リーチ主将「眩しくなかった。見えていた」が…
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が20日に東京スタジアムで開幕。日本は開幕戦をロシアと戦い、30-10で白星発進とした。前半はロシアに先制トライを許す苦しい立ち上がりとなったが、終了直前に松島がこの日2つ目のトライで逆転。後半は日本が主導権を握る展開で勝利を掴み取った。日本は計4トライでボーナスポイント1も含め、勝ち点5を獲得。好発進を切ったが、前半はロシアのキック攻撃に苦しんだ。想定はしていたはずだが……。リーチ・マイケル主将は試合後にプレッシャーがあったと明かした。
白星発進も前半はミスが重なり苦戦
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が20日に東京スタジアムで開幕。日本は開幕戦をロシアと戦い、30-10で白星発進とした。前半はロシアに先制トライを許す苦しい立ち上がりとなったが、終了直前に松島がこの日2つ目のトライで逆転。後半は日本が主導権を握る展開で勝利を掴み取った。日本は計4トライでボーナスポイント1も含め、勝ち点5を獲得。好発進を切ったが、前半はロシアのキック攻撃に苦しんだ。想定はしていたはずだが……。リーチ・マイケル主将は試合後にプレッシャーがあったと明かした。
前半の立ち上がりだった。4分にFBトゥポウがハイパントを処理ミス。スキを突かれロシアのWTBゴロスニツキーに先制トライを許した。このシーン以外にも相手のキックの処理に戸惑うシーンが散見。前半の苦戦の要因となっていた。
なぜミスが相次いだのか、リーチ主将は試合後の会見で「風なのかプレッシャーなのかボールが見えなかったのか。その全部。眩しくなかった。ボールは見えていた」と振り返り、首をひねった。照明の影響は否定したが、普段とは違う緊張感が引き起こしたミスだったと説明した。
ロシアは世界ランク20位とA組では最も格下の相手だが、昨年11月の対戦では前半はリードを許し、32-27と勝利こそあげたが接戦だった。
当時とのロシアの印象の違いを問われると、「同じ。変わっていないけど、ゲームプランが少し変わっていた。相手がフィジカルでくるのはわかっていた。今日のロシアは本当に強かったです」と相手を称えた。
独特の緊張感が包んだ開幕戦。簡単な試合にはならないことはわかっていたこと。事実、会心の内容ではなかったが、残ったのは勝ち点5という最高の結果。ミスを跳ね返して、手にしたものには大きな価値がある。
(THE ANSWER編集部)