ロシアが前日練習 気合の階段ダッシュで最終調整「100%ではなく120%の力で」
ラグビーワールドカップ2019日本大会の開幕を翌日に控えた19日、ロシア代表が会場となる東京スタジアムでキャプテンズラン(前日練習)を行った。本番と同じナイター照明が差す中での練習で、ラインアウトなどのセットプレーを確認。さらには、選手数人がスタジアム2階の客席に移動。気合の階段ダッシュで最終調整を行った。
昨年11月の黒星から修正「自分たちの弱点を十分に調べ上げて準備をしてきた」
ラグビーワールドカップ2019日本大会の開幕を翌日に控えた19日、ロシア代表が会場となる東京スタジアムでキャプテンズラン(前日練習)を行った。本番と同じナイター照明が差す中での練習で、ラインアウトなどのセットプレーを確認。さらには、選手数人がスタジアム2階の客席に移動。気合の階段ダッシュで最終調整を行った。
昨年11月に行われたテストマッチで、日本に27-32で敗れたロシア。練習前に記者会見に臨んだアレクサンダー・ボイト・アシスタントコーチ(AC)は「昨年から1年を掛けて、自分たちの弱点を十分に調べ上げて準備をしてきた。明日はスピード感のある試合になると思う。どういう結果になるか楽しみ」と力強く語った。
ロシアは昨年5月にウェールズ出身のリン・ジョーンズ氏をヘッドコーチに招聘し、チーム強化に努めてきた。元代表主将でもあるボイトACは「フィジカル的にもテクニック的にもできる準備をしてきた。明日は重要な試合。100%ではなく120%の力を出していきたい」と意気込んだ。
昨季からイングランドでプレーするPRのワレリー・モロゾフは、日本のスクラムを評価。昨年のテストマッチを振り返り「非常にいいスクラムで、押し勝つのは難しかった。日本にとって武器の一つ」と警戒した。
世界ランク10位の日本に対し、同20位のロシアは格下の相手にはなるが、フィジカルの強さは日本を上回る。昨年のテストマッチの黒星を受け、チーム全体でどんな建て直しを図ってきたのか。場合によっては、苦戦を強いられる相手になるかもしれない。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)