大坂なおみ、父にコーチ変更後初白星 会見で感謝「何よりも自分にとって最愛の人」
「私のテニスを一番よく知ってくれている」、父と練習した故郷の大阪で凱旋勝利
「そういったリスクは常に生まれるもの。現時点では、やはり私は何かリセットしたいのがあったので、今回の決断に至った。父は元々、私のコーチだった人。原点にやや戻る、戻るとまではいかないかもしれないけど、いくつかのステップを戻っていって、さらにそこから新たに積み上げていくつもりだった。
とてもよい環境にいられていると思うし、これからまたいくつか学んでいきたい。父はあまり多くを語る人ではないが、学ぶとしたら自分で見出していかないといけない」
この日も練習からフランソワ氏が見守る前で汗を流した。コートサイドでも幼い頃と同じように父がいる。生まれ故郷の大阪でかつてのような風景で戦った。
「父は小さい頃からずっと一緒にいてくれている人。私がテニス選手として、人間として成長していくところをずっと見てくれている。私のテニスを一番よく知ってくれている人だと間違いなく思っている。シンプルに私に伝えてくれる。何よりも自分にとって最愛の人なので、そこが私の最高の、一番の利点だと思っています」
次戦は20日の準々決勝で、19日に行われる世界ランク36位ユリア・プティンツェワ(カザフスタン)と同149位バルバラ・フリンク(ロシア)の勝者と対戦する。
「今日の試合を振り返ってみて、次の試合、またさらに先に向けてになるけど、間違いなく私がよくしないといけないのはファーストサーブの成功率。よくなかったので、シンシナティ―からよくない状態が続いているので、そこは改善していきたい」。この日はファーストサーブ成功率は相手の65%に対し、大坂は44%。中1日で改善を目指し、初優勝に向けて突っ走る。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)