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八村&篠山欠場、10人でどう戦う? 遠距離砲NZ戦へ、監督熱弁「逆境を我々の流れに」

バスケットボールのワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)で1次リーグ3戦全敗となった世界ランク48位の日本は6日、同38位・ニュージーランドとの順位決定戦(東莞・東莞藍球中心)に向けて試合会場で練習した。約1時間半のうち最後の約15分を報道陣に公開。エースの八村塁が膝の不調と疲労、主将のPG篠山竜青が足の負傷で残り試合を欠場する逆境の中、残された10人でどう戦うのか。

渡邊雄太【写真:Getty Images】
渡邊雄太【写真:Getty Images】

エースと主将を欠く7日ニュージーランド戦、渡邊雄太「自分がしっかりしなきゃ」

 バスケットボールのワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)で1次リーグ3戦全敗となった世界ランク48位の日本は6日、同38位・ニュージーランドとの順位決定戦(東莞・東莞藍球中心)に向けて試合会場で練習した。約1時間半のうち最後の約15分を報道陣に公開。エースの八村塁が膝の不調と疲労、主将のPG篠山竜青が足の負傷で残り試合を欠場する逆境の中、残された10人でどう戦うのか。

 力及ばす3連敗で1次リーグ敗退となった日本。大黒柱とキャプテンを失った10人には、さらなる試練が待ち受けている。八村は8月の強化試合4戦108得点。W杯1次リーグでもトルコ戦で15得点、チェコ戦で21得点と絶対的な活躍を見せてきた。

 米国戦では4得点にとどまったが、どの試合でも相手のマークを引き付け、得点源となってきた存在を欠くのは大きい。NBAを経験する渡邊雄太(グリズリーズ)は、元来の真面目な性格から来る強い責任感をにじませた。

「責任は凄く感じるし、自分がもっとやらないといけない。竜青さんのリーダーシップだとか、塁のリバウンド力、得点力っていうのは自分たちにとって欠かせないものだった。そこが抜ける分、自分がもっとしっかりしなきゃいけないという気持ちはある」

 8月の強化試合で日本が1勝1敗だった相手がニュージーランド。初戦は八村が両軍最多の35得点を挙げるなど大暴れで勝利に導いたが、2戦目は3ポイントシュートだけで39点を奪われるなど、87-104の大量失点で敗戦。八村は両軍最多19得点とを記録したが、1戦目と異なり厳しいマークがついた。

 フリオ・ラマス監督は本番でのニュージーランドとの“再戦”へ「ルイとリュウセイは今回、もう出場できない。それだけ枠を使っていかないといけない」と10人にハードワークを求める。さらに「やりたいことをやらせない」と力を込めた。

 ニュージーランドのやりたいこと。それは3ポイントシュートだろう。日本との強化試合で13本を沈めた通り、今大会3試合で12本、11本、12本を成功させ、一つの強みとしてきた。遠距離砲で得点を稼いでいくのは世界的な潮流。今後、日本が世界と戦うにはこれを止める術を見つけることが求められる。今回の相手にNBA選手はいないが、まとまったチーム。ラマス監督は言う。

「3ポイントシュートをもちろん警戒して、そこを抑えれば勝機がある。ニュージーランドは4人だけで26本の3ポイントシュートを1試合で打つ。そこ武器として使っているので、そこのディフェンスが凄く重要になってくる」

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