快勝の南アフリカHCが余裕の日本称賛「2015年の勝利を日本は誇りに思うべき」
2人のWTBが合計5トライと大活躍、41-7と日本に隙を与えず
ラグビー南アフリカ代表は6日、「リポビタンDチャレンジカップ2019」(熊谷ラグビー場)で日本代表と対戦。20日から始まるワールドカップ(W杯)本番前に41-7と快勝を収めた。ラッシー・エラスムスHCは試合後の会見で「W杯開幕に向けて正しい方向に進んでいる」と満足そうな笑みを浮かべた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
試合開始直後から日本を攻め立てた。7分にWTBコルベが先制トライを決めると、WTBマピンピが22分と31分に2本のトライ。PGも決めて前半を22-0で折り返した。後半は12分にマピンピがこの日3本目のトライを決めると、20分に日本にトライを許したが、その後さらに2トライを奪うなどし、結局41-7と大勝した。
試合後、記者会見に臨んだエラスムスHCは「スコア差が実力そのものではない」と日本に敬意を表したが、W杯初戦となる21日の強豪ニュージーランド戦に向けて確かな手応えを掴んだ様子。湿度の高い日本の気候で「試してみたかった」というキックで陣地をゲインするスタイルが成功し、「攻撃のパターンがまた一つ見えた」と大きく頷いた。
日本には2015年のW杯で32-34と苦杯を舐めさせられた。この日の快勝で「4年前の敗戦は過去のものになったか」と質問されると、「これで私たちは50/50だということ。2015年の勝利を日本は誇りに思うべき。でも、今回は私たちがリベンジした」と“克服”宣言。「お互いにベスト8に進んで、そこでもう一度対戦したい」と“決戦”も希望した。
過去2度のW杯優勝経験を持つ南アフリカは、2007年以来3大会ぶりの優勝を目指す。岐阜県関市を拠点をし、大会開幕までの2週間でさらにプレーの精度を高める。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)