14歳リウがロシア勢の20連勝止めた 露メディアも脱帽「フィギュア界の新スターだ」
フィギュアスケートのジュニア・グランプリ(GP)シリーズ第2戦・米国大会は31日、女子フリーで14歳アリサ・リウ(米国)が合計208.10点で国際大会デビュー戦で初優勝。昨季、13歳でシニアの全米選手権を制した天才少女は一つのプログラムで4回転ジャンプと3回転アクセルを同時に成功させるという女子史上初の快挙を達成し、ジュニアGPシリーズのロシア勢の連勝を「20」で止めた。
支配を破った超新星を大国ロシアも認める、現地紙「もう米国のヒロインに」
フィギュアスケートのジュニア・グランプリ(GP)シリーズ第2戦・米国大会は31日、女子フリーで14歳アリサ・リウ(米国)が合計208.10点で国際大会デビュー戦で初優勝。昨季、13歳でシニアの全米選手権を制した天才少女は一つのプログラムで4回転ジャンプと3回転アクセルを同時に成功させるという女子史上初の快挙を達成し、ジュニアGPシリーズのロシア勢の連勝を「20」で止めた。超新星出現に対し、ライバルのロシアメディアは「フィギュア界の新スターだ」と認めている。
14歳の超新星が大国ロシアの支配を打ち破った。リウは冒頭で3回転アクセル―2回転トウループの連続ジャンプを着氷させると、次に跳んだのは4回転ルッツだ。驚異の高さを記録したジャンプを綺麗に成功。会場をどよめかせたが、これは女子史上初めて4回転ジャンプと3回転アクセルを同一プログラムで成功させた歴史的快挙だった。
合計208.10点とシニア顔負けの高得点で優勝。ロシアのアナスタシア・タカラノワを3位に抑えたが、実はこれが16年エストニア大会からアリーナ・ザギトワ、アレクサンドラ・トルソワ、アリョーナ・コストルナヤら、ロシア勢が続けてきた優勝を「20」で止めるものだった。この優勝にロシア紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」も反応した。
記事では「アリサ・リウがジュニアGPシリーズ第2戦のフリー演技後にもう米国のヒロインになった。そうなるのがどうしてダメなのだろうか? 米国では盛大に勝利を祝うことができるし、自分たちのチャンピオンを賛美することができる。8月8日に14歳になったアリサ・リウはフィギュアスケート界の新しいスターで自分たちの国の希望である。それは間違いない」と素直に称えた。