日本が開始10分で痛感した欧州強豪の「質」 ラマス監督「我々にやりにくい事された」
序盤から攻守にわたって見せた世界ランク17位の高い「質」
大会前の強化試合で見せたのは、巧みなカードの切り方で後半に追い上げるスタイル。この日もPGに篠山、田中大貴、安藤誓哉を使い分けたが、経験で上回るトルコの速攻と落ち着いたボール運びを織り交ぜたオフェンスにペースを握られた。敗戦後、ラマス監督は世界ランク17位の勝者の「質」に言及した。
「正直に言って、トルコチームは質の高いプレーができる。しかも、ディフェンスはアグレッシブですし、リバウンドは取るし、質の高いオフェンスをする。NBA選手が3人もいて、シュートも上手く、非常に確率が高い。ガードも欧州で活躍する選手でコート内での存在感が大きかった」
1次リーグでは、日本は3日に世界ランク24位のチェコ、5日に同1位の米国と対戦し、上位2か国が2次リーグに進出。下位2か国は順位決定戦に回る。まだ終わったわけではない。「自分は言い訳が好きではない。我々も相手にやりにくい状況をつくらないといけない。まだ次が残っている。今回の教訓から学んで、次に生かしたい」。2012年ロンドン五輪で母国のアルゼンチン代表を4位に導いた手腕で巻き返しを図る。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)