なぜ、松山はメジャー初Vを逃したのか 米メディアが見た「ターニングポイント」とは
「痛恨のミス」となった16番「これが今大会のターニングポイントとなった」
なかでも、首位と1打差につけていた16番では、なんとしても決めたかったパーパットを外し、記事では運命を分けることになったと分析している。
「痛恨のミス。結果的にこれが今大会のターニングポイントとなった。その後、ショットを水に入れてしまうなど、パターの不調がマツヤマに乱すことになった」
松山といえば、前週のブリヂストン招待最終日でタイガー・ウッズ(米国)と並ぶ大会タイ記録の「61」をマークしたように、日曜日の「ヒデキ・チャージ」が代名詞だったが、本領を発揮することはできなかった。
「コースがとてもタフだった。ピンに関しては受け止めなければならない。僕はただただ自分のプレーに落胆している。今年最後のメジャー大会、僕の戦いは終わった。僕に今できることは、次の戦いを見据えて、より厳しく取り組むことだけ」
記事によると、こう語ったという松山。ホールアウト直後のインタビューでは、足りなかったものについて「考えます」とだけ話し、涙も見せていた。収穫と課題を胸にして、新たなスタートを切る。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer