メダルを掴むのはどちらのペア!? 男女複メダル決定戦はダブル日本勢対決
バドミントン世界選手権(スイス、バーゼル)は、現地時間22日に各種目の3回戦を行い、男子ダブルスと女子ダブルスで準々決勝(23日)の日本勢対決が実現することになり、両種目でのメダル獲得が確実になった。男子ダブルスは、世界ランク4位で前回銀メダルの園田啓悟、嘉村健士(トナミ運輸)と、同13位の保木卓朗、小林優吾(トナミ運輸)が対戦。
男子複は園田、嘉村が保木、小林の挑戦受ける
バドミントン世界選手権(スイス、バーゼル)は、現地時間22日に各種目の3回戦を行い、男子ダブルスと女子ダブルスで準々決勝(23日)の日本勢対決が実現することになり、両種目でのメダル獲得が確実になった。男子ダブルスは、世界ランク4位で前回銀メダルの園田啓悟、嘉村健士(トナミ運輸)と、同13位の保木卓朗、小林優吾(トナミ運輸)が対戦。女子ダブルスは、世界ランク1位で連覇を目指す松本麻佑、永原和可那(北都銀行)と、同8位で前回銅メダルの米元小春、田中志穂(北都銀行)が対戦する。どちらも、同門対決となる。
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男子ダブルスは、日本の1番手に3番手が臨む形になる。先輩の園田、嘉村は、2020年東京五輪出場に向けて世界ランク上位をキープしている。一昨年は銅メダル、昨年は銀メダルで、3大会連続のメダル獲得にあと一歩と迫った。本来、は、2人でぐいぐいとネット前に出ていき、素早く相手コートに打ち返すスタイルが得意。今夏は、不調を訴えていたが、嘉村は「復調の兆しが見えてきた」と話した。ともに29歳でベテランの域に入っており、戦い方には幅がある。得意技が使えなくても、別の方法があれば良い。嘉村は「無理に攻めて失点するより、相手の嫌がるところに球を打って(下から拾わせて)園田に打たせる形を多く使えれば良い」と代替策に手応えを示した。
園田、嘉村に挑むのは、トナミ運輸の後輩である保木、小林。左利きの小林が強打を放ち、機動力のある保木が前衛を務める。3回戦では、格上で世界6位の中国ペアを撃破した。4月に就任したタン・キムハーコーチの指導により、サービスから続くプレーを強化。7月のインドネシアオープンでは、園田、嘉村を破ってベスト4と躍進。小林は「勝ったけど、何回も負けた後での勝利。2回連続で勝てば、実力がついたという証明になる」と意気込みを語った。勝てば、日本の上位2ペアを追う東京五輪の出場権獲得レースでも大きく前進する。先輩の意地か、後輩の勢いか、注目の対決となる。