野口啓代の五輪内定に「熱い戦い」 ライバル・野中生萌は痛み止め服用「治らない」
五輪まで手術の時間なし「痛みと付き合っていく」
両肩痛を抱えたまま今大会に臨み、13日のボルダリング決勝で左肩痛が悪化した影響で15日のリード準決勝を棄権。18日の複合予選に続き、この日も左肩をテーピングで固めて戦った。
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「痛み止めを飲んでいた。正直、登っている間に『あっ、やばいかも』という違和感があった。痛みをめちゃくちゃ感じるとかはなかったですけど。手術しないと治らないと言われているけど、手術する時間もない。痛みと付き合っていくしかないので、前向きにいきたい」
スピードはホールドの位置が統一され、高さ15メートルの壁を登ってタイムの速さを競う。ボルダリングは複数のコースを完登できた数で争う。リードはロープを使用し、12メートル以上の壁を競技時間内により高く登った選手の勝利となる。各種目の順位を掛け算し、値の小さい選手が上位となる。
「日本人4人が残って、凄く熱い戦いだった。一人ひとりいろんな感情とか流れがあった。啓代ちゃんの粘り強さが凄いし、強さをもらった。間近で見て本当に心から嬉しいと思ったし、よかったですね」
ライバルを称えた22歳。今後、世界選手権で代表内定しなかった選手は、11月の五輪予選(フランス)、来年4月のアジア選手権で選考。有資格者が2人未満、または3人以上の場合は同5月の複合ジャパンカップで決まる。残り1枠を目指して戦っていく。
(THE ANSWER編集部)